ルームランプをLEDに交換すると、明るく省エネになるというメリットがあります。
しかし、その一方で「光が冷たすぎる」「初期費用が高い」「点灯しないことがある」など、意外なデメリットを感じる方も少なくありません。
「せっかくLEDに変えたのに、なんだか車内の雰囲気が変わってしまった…」そんな後悔をしないためにも、LEDルームランプのデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
そこで本記事では、LEDルームランプのデメリットを詳しく解説し、後悔しないための選び方もご紹介します。
LEDルームランプのメリット・デメリットを正しく知り、自分に合った選び方をすれば、快適な車内空間を手に入れられるのです。
LEDルームランプを検討している方は、ぜひこの記事を最後まで読んで、最適な選択をしてください。
- LEDルームランプのメリット・デメリットを正しく理解できる
- 交換時の注意点やトラブル回避の方法を知ることができる
- 自分の車に合った最適なLEDルームランプを選べるようになる
- 失敗せずに快適な車内空間を作るための知識が身につく
ルームランプをLEDにするデメリットを考察
車のルームランプをLEDに変更する人が増えています。
しかし、LEDにはメリットだけでなくデメリットも存在します。
この記事では、LEDルームランプの利点と欠点を詳しく解説し、後悔のない選択ができるようにサポートします。
- ルームランプをLEDにするメリット
- ルームランプをLEDにするデメリット
- 室内灯をLEDにするとダサいと言われるワケ
- LEDルームランプで車のバッテリーが上がる?
- LEDルームライトの寿命はどのくらい?
- 車全体のLED化はデメリットが多い?
ルームランプをLEDにするメリット

LEDルームランプにはさまざまなメリットがあります。
省エネ性や耐久性、光の均一性など、従来のハロゲン球にはない魅力が満載です。
ここでは、LEDルームランプの主なメリットについて詳しく説明します。
電気代を節約できる
LEDルームランプは、消費電力が非常に少ないのが特徴です。
一般的なハロゲン球と比べると、LEDは約半分以下の電力で同じ明るさを確保できます。
そのため、エンジンを切った状態でルームランプを長時間点灯しても、バッテリーへの負担が軽減されるのがメリットです。
また、電力消費が少ないため、車全体のエネルギー効率を向上させ、燃費の向上にもわずかに貢献します。
特に、夜間の車内作業やキャンプ時にルームランプを多用する人にとっては、電力を気にせず使用できるのは大きな利点と言えるでしょう。
明るさが均一
LEDは発光部分が均一で、ムラのない明るさを実現できます。
従来のハロゲン球では、光が一方向に強くなりがちですが、LEDは広範囲に安定した光を届けられるのが特徴です。
そのため、車内全体がバランスよく明るくなり、読書や荷物の確認など、さまざまなシーンで快適に使用できます。
さらに、発光効率が高いため、少ない電力でも十分な明るさを確保できるのもメリットのひとつです。
特に、夜間の乗降時に足元をしっかり照らせる点は、安全性向上にもつながります。
長持ちする
LEDルームランプの最大の特徴のひとつが、その圧倒的な寿命の長さです。
一般的なハロゲン球の寿命は約500~1,000時間程度ですが、LEDは30,000~50,000時間以上も使用できるものが多く、交換の手間が大幅に削減されます。
これにより、一度LEDに交換すれば、長期間にわたって安心して使用できるため、ランニングコストの面でも優れています。
また、LEDはフィラメントを使用しないため、衝撃や振動に強く、車の振動による球切れの心配がほとんどないのもメリットです。
環境に優しい
LEDルームランプは、環境に配慮した選択肢としても注目されています。
まず、消費電力が少ないため、エネルギーの節約につながります。
また、ハロゲン球や白熱電球に比べて熱をほとんど発生させないため、車内の温度上昇を抑える効果もあります。
さらに、LEDは有害物質を含まないため、廃棄時の環境負荷が少ないのも利点です。
持続可能な社会を意識するドライバーにとって、LEDの環境性能は大きな魅力となるでしょう。
瞬時に点灯する
LEDのもうひとつの大きな特徴は、スイッチを入れた瞬間に最大の明るさで点灯することです。
ハロゲン球は点灯直後に徐々に明るくなる性質がありますが、LEDは一瞬で最大光量に達します。
これにより、夜間に車内で素早く物を探したいときや、短時間の乗降時にも便利に使えます。
特に、ドアの開閉に連動して点灯するルームランプでは、この即時点灯のメリットが際立ちます。
また、点滅を繰り返しても寿命が縮みにくいため、頻繁にオンオフを切り替えるシーンでも安心して使用できます。
ルームランプをLEDにするデメリット

LEDルームランプには多くのメリットがありますが、デメリットも無視できません。
初期費用の高さや、光の質の違い、品質のバラつきなど、注意すべき点がいくつかあります。
ここでは、LEDルームランプの主なデメリットについて詳しく解説します。
初期費用が高い
LEDルームランプは長寿命で省エネ性能が高い一方、初期費用が比較的高めです。
従来のハロゲン球なら数百円で購入できるのに対し、LEDは1,000円以上、場合によっては5,000円以上する製品もあります。
特に、高品質なものや純正品を選ぶと価格がさらに上がることも。
長期的にはコストメリットがあるとはいえ、最初にかかる費用を気にする人にとっては導入のハードルが高く感じるかもしれません。
冷たい光色
LEDルームランプの光は、白色や青白いものが多く、ハロゲン球のような暖かみのある光を好む人には違和感を覚えることがあります。
特に、車内の雰囲気を重視する人にとっては、冷たすぎる光色が無機質に感じられることも。
最近では電球色のLEDも販売されていますが、明るさや演色性が異なるため、ハロゲン球のような自然な光を完全に再現するのは難しいのが現状です。
瞬時の点灯不良
基本的にLEDはスイッチを入れた瞬間に点灯しますが、一部の低品質な製品では、チラつきや遅延が発生することがあります。
特に、電流の安定性に問題がある製品では、点灯に時間がかかったり、突然消えたりすることも。
また、車の電子システムとの相性によっては、純正のハロゲン球と同じように動作しない場合があるため、購入時には注意が必要です。
品質のばらつき
LEDルームランプは、メーカーや製品ごとに品質の差が大きいのが難点です。
安価なノーブランド品の場合、発光ムラがあったり、想定よりも暗かったりすることがあります。
また、発熱処理が不十分なLEDは寿命が短く、数カ月で点灯しなくなるケースも。
信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要ですが、それでもすべての製品が同じ品質とは限らず、個体差がある点には注意が必要です。
設置場所による不適合
LEDルームランプは、車種によって取り付けられるサイズや形状が異なるため、購入前に適合確認が必要です。
特に、純正品ではない場合、取り付けスペースが狭くて装着できないことや、光の広がり方が合わないことがあります。
また、特定の車種ではLEDに交換すると誤作動を起こすこともあり、取り付け後に正常に機能しないケースもあるため、事前の情報収集が欠かせません。
室内灯をLEDにするとダサいと言われるワケ

LEDルームランプは明るく、省エネで長持ちするため人気がありますが、一部の人からは「ダサい」と言われることもあります。
その理由は、純正のハロゲン球と比べたときの光の質や雰囲気の違いにあります。
ここでは、なぜLED化がダサいと感じられるのか、その主な理由を解説します。
冷たい光色が不自然
LEDルームランプは白色や青白い光を発することが多く、これが「不自然」と感じられる原因のひとつです。
純正のハロゲン球は暖かみのある黄色がかった光を放つため、車内に落ち着いた雰囲気を作り出します。
一方で、LEDはクールな印象になりやすく、特に古い車やクラシックカーでは、車内のデザインと光の雰囲気が合わず、違和感を覚えることもあります。
最近では電球色のLEDも販売されていますが、完全にハロゲンの光を再現するのは難しいのが現状です。
オリジナル感がなくなる
LEDルームランプは多くの車種で採用されるようになり、特に社外品の汎用LEDは似たような光り方をするため、個性が薄れることがあります。
純正のルームランプは各メーカーが車のデザインに合わせて微調整しているため、統一感が保たれています。
しかし、後付けのLEDに交換すると、どの車でも似たような明るさや光色になり、オリジナルの雰囲気が損なわれる可能性があります。
特にカスタマイズにこだわる人にとっては、この点がデメリットと感じられることも。
明るすぎて落ち着かない
LEDルームランプは非常に明るいため、車内全体が昼間のように照らされることがあります。
夜間のドライブでリラックスしたいときや、車中泊の際には、明るすぎる光が逆に落ち着かない原因になることも。
また、乗降時に必要以上に明るいと、目がくらんでしまうこともあります。
特に、フルLEDに交換すると、純正のハロゲン球では感じなかった「まぶしさ」が気になる場合があり、用途に応じた適切な明るさを選ぶことが重要です。
不均一な光の広がり
LEDルームランプは、製品によって光の広がり方が異なり、均一に照らされないことがあります。
特に安価な製品では、光が一部分に集中してしまい、車内の一部が暗くなることも。
ハロゲン球は発光部全体から均一に光を放つため、ムラが少なく自然な見え方になりますが、LEDは発光ダイオードの配置によって光の方向性が決まるため、思ったように広がらないことがあります。
このため、「ムラのある光がダサい」と感じる人もいるのです。
過度なカスタマイズ感
LEDルームランプの中には、極端に青白い光やカラフルな発光をするものもあり、過度なカスタマイズ感が出ることがあります。
特に、内装と光のバランスが取れていないと、後付け感が強くなり、車内の雰囲気がチープに見えてしまうことも。
純正のハロゲン球は自然な光を提供するため、純正のデザインを重視する人にとっては、LED化によるカスタマイズ感が「やりすぎ」に感じられることがあるのです。
LEDルームランプで車のバッテリーが上がる?

LEDルームランプは消費電力が少ないため、ハロゲン球に比べてバッテリーに優しいとされています。
しかし、条件次第ではバッテリー上がりの原因となることもあります。
例えば、LEDルームランプを消し忘れたまま長時間放置すると、従来の電球よりも電力消費は少ないものの、少しずつバッテリーを消耗してしまいます。
また、一部の車種ではLED化することで電流の流れが変わり、微弱な電流が常に流れ続ける「微電流漏れ」が発生することがあります。
この状態が続くと、長期間車を動かさなかった場合にバッテリー上がりのリスクが高まります。
さらに、安価なLED製品の中には電圧調整が不十分なものもあり、エンジンを切った後もわずかに発光する「残光現象」が起こることがあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、車種ごとの適合確認をしっかり行い、高品質なLEDを選ぶことが重要です。
LEDルームライトの寿命はどのくらい?

LEDルームランプの寿命は、一般的に約30,000時間から50,000時間とされており、従来のハロゲン球(約500時間~1,000時間)と比べて圧倒的に長持ちします。
これにより、頻繁な交換の手間が省けるというメリットがあります。
ただし、実際の寿命は使用環境や製品の品質によって変わります。
例えば、車の発電システムに負荷がかかる状態で使用すると、電圧が不安定になり、LEDの寿命が短くなることがあります。
また、熱処理が不十分な安価な製品は発熱がこもりやすく、故障の原因となることも。
さらに、LEDそのものは長寿命でも、電源基盤や配線が劣化して点灯しなくなるケースもあります。
そのため、耐久性の高い製品を選ぶだけでなく、適切な取り付けや車の電気系統のメンテナンスも重要です。
車全体のLED化はデメリットが多い?

近年、ルームランプだけでなく、ヘッドライトやテールランプ、ウインカーなど車全体をLED化するケースが増えています。
LEDは省エネで長寿命というメリットがありますが、車全体をLED化することでデメリットも生じる可能性があります。
まず、初期費用の高さが挙げられます。
特にヘッドライトやフォグランプをLEDにすると、純正品でも高額になり、社外品を選ぶ場合でも品質の良いものはそれなりのコストがかかります。
また、一部の車種ではLED化によって電流値が変化し、球切れ警告灯が誤作動を起こしたり、正常に点灯しないケースもあります。
さらに、LED特有の光の指向性によって、光が広がりにくく、照射範囲が限定されることもあります。
特にヘッドライトでは、適切な配光設計がされていないと視認性が悪くなる可能性があり、安全面での注意が必要です。
車全体をLED化する際は、コストや適合性、光の特性を十分に理解した上で慎重に選ぶことが大切です。
ルームランプLEDのデメリットと賢い選び方

LEDルームランプには多くのメリットがありますが、選び方を間違えると後悔することもあります。
明るすぎて眩しく感じたり、取り付けが難しかったり、思っていた色味と違うなどの問題が発生することも。
そこで、LEDルームランプを選ぶ際の重要なポイントを押さえて、最適な製品を選ぶ方法を解説します。
- ルームランプLEDを選ぶポイント
- 軽自動車向けおすすめLEDルームランプ
- ルームランプを交換する際の注意点
- ドアを開けてもルームランプがつかないのは故障?
- ルームランプの交換でショートしたらどうする?
- ルームランプの修理代はどのくらい必要?
- ルームランプをLEDにした体験談
ルームランプLEDを選ぶポイント
LEDルームランプにはさまざまな種類があり、選び方を間違えると満足できない結果になることもあります。
ここでは、失敗しないための5つのポイントを紹介します。
適切な明るさを選ぶ
LEDは従来のハロゲン球よりも明るくなるため、必要以上に明るいものを選ぶと車内が眩しすぎてしまうことがあります。
特に、夜間の運転後に急に明るい光を浴びると目がくらみ、違和感を覚えることも珍しくありません。
適切な明るさを選ぶためには、ルーメン(lm)値を確認し、純正のハロゲン球と比較しながら選ぶとよいでしょう。
また、読書や作業用に明るい光が必要な場合は高輝度タイプ、リラックスした雰囲気を求める場合は控えめな明るさのものを選ぶのがおすすめです。
色温度を確認する
LEDの色味は「色温度(ケルビン:K)」で決まります。
一般的に、純正のハロゲン球は3000K前後の暖かみのある黄色い光ですが、LEDは6000K以上の白色や青白い光が主流です。
白色光は視認性が高い一方で、車内が冷たい雰囲気になることもあります。
落ち着いた雰囲気を求めるなら、電球色(4000K前後)のLEDを選ぶとよいでしょう。
青白い光が好みなら6000K以上を、自然な白色光を求めるなら5000K程度のものを選ぶのが理想的です。
エネルギー効率を重視
LEDの省エネ性能は非常に高いですが、製品によっては消費電力が異なります。
ワット数(W)が低いほど消費電力が少なく、バッテリーへの負担も軽減されます。
しかし、あまりにも低消費電力のものを選ぶと明るさが不足する可能性があるため、明るさとのバランスを考慮することが大切です。
バッテリーへの負担を抑えつつ、適切な明るさを確保するには、消費電力とルーメン値のバランスをチェックしながら選ぶことが重要です。
取り付けやすさを考慮
LEDルームランプの中には、取り付けが複雑なものもあります。
特に、基盤交換タイプや配線加工が必要なものは、専門的な知識がないと取り付けが難しくなります。
初心者でも簡単に交換できるのは、純正球と同じ形状の「差し込みタイプ」や「ユニット交換タイプ」です。
購入前に、自分の車に適合するサイズやソケット形状を確認し、できるだけ簡単に取り付けられるものを選ぶと失敗が少なくなります。
信頼性のあるメーカーを選ぶ
LEDルームランプは、メーカーによって品質が大きく異なります。
安価なノーブランド品は、光のムラがあったり、すぐに故障したりすることも少なくありません。
長く使うためには、実績のあるメーカーや評判の良いブランドの製品を選ぶのが安心です。
また、保証が付いている製品を選べば、不具合があった場合も対応してもらえるため、より安心して使用できます。
レビューや口コミも参考にしながら、品質の確かな製品を選びましょう。
軽自動車向けおすすめLEDルームランプ

軽自動車は室内スペースが限られているため、ルームランプの明るさが快適性に大きく影響します。
LEDルームランプに交換することで、より明るくクリアな視界を確保し、車内の使い勝手を向上させることが可能です。
ここでは、人気の軽自動車ごとにおすすめのLEDルームランプの魅力を紹介します。
ホンダ N-BOX ルームランプ
N-BOXは広々とした車内空間が魅力の軽自動車ですが、純正のルームランプはやや暗め。
LEDルームランプに交換することで、室内全体が均一に照らされ、夜間の荷物の積み下ろしや車内での作業が格段にしやすくなります。
また、純白光のLEDを選べば、スタイリッシュで高級感のある雰囲気に。
電球色のLEDを使えば、家のリビングのような温かみのある空間を演出できるのもポイントです。
ダイハツ タント ルームランプ
スライドドアを備えたタントは、ファミリー層に人気の一台。
LEDルームランプに交換すると、ドアを開けた瞬間に車内全体がパッと明るくなり、小さな子どもを乗せる際や荷物の整理がスムーズになります。
特に、後部座席の足元までしっかり照らせる広配光タイプのLEDを選ぶと、より快適に使えるでしょう。
さらに、LEDは消費電力が少なくバッテリーへの負担も抑えられるため、頻繁に短距離移動を繰り返すユーザーにもおすすめです。
スズキ ジムニー ルームランプ
アウトドア志向のジムニーには、明るさと耐久性に優れたLEDルームランプが最適。
夜間のキャンプや釣りなどで車内を活用する機会が多いため、広範囲をしっかり照らせる高輝度タイプのLEDに交換すれば、快適に過ごせます。
また、LEDは振動に強いので、オフロード走行の多いジムニーでも安心して使用可能。
防水性能の高いLEDを選べば、湿気の多い環境でも長持ちし、アウトドアライフをより快適に楽しめるでしょう。
マツダ ワゴンR ルームランプ
ワゴンRはコンパクトながらも天井が高く、開放感のある室内空間が特徴。
LEDルームランプに交換することで、天井全体に光が広がり、より明るく快適な車内を実現できます。
特に、ドライブや買い物後の荷物整理の際には、明るいLEDが大活躍。
また、ワゴンRは燃費性能の高さも魅力の一つですが、LEDに交換することでさらなる省エネ効果が期待できます。
純正の白熱球よりも消費電力が少ないため、エンジン停止中のバッテリー負担を軽減できるのもメリットです。
トヨタ ピクシスエポック ルームランプ
シンプルでコスパの良い軽自動車であるピクシスエポックは、LEDルームランプとの相性も抜群。
標準のルームランプは少し暗めですが、LEDに交換することで視認性が向上し、夜間の車内環境が格段に良くなります。
また、燃費重視の設計がされた車種なので、消費電力の少ないLEDに変えることでさらに効率的なエネルギー消費が可能に。
車内をスッキリとした印象にしたい場合は、白色LEDを選ぶのがオススメです。
明るさを抑えた電球色なら、落ち着いた空間を作ることもできます。
ルームランプを交換する際の注意点

LEDルームランプへの交換は比較的簡単な作業ですが、いくつかの注意点を押さえておかないとトラブルの原因になることがあります。
誤った取り付けをすると、点灯不良やバッテリー上がり、最悪の場合はショートのリスクも。
安全かつスムーズに交換するために、以下のポイントをしっかり確認して作業を進めましょう。
正しいサイズを選ぶ
LEDルームランプにはさまざまなサイズや形状があり、車種ごとに適合するタイプが異なります。
一般的な形状としては「T10」「T10×31」「T10×37」「T10×41」「BA9S」などがあり、これを間違えると取り付けができません。
適合するサイズを確認するには、車の取扱説明書やメーカーの適合表を参考にするのが確実です。
また、同じ規格でも製品ごとに微妙なサイズ差があることがあるため、購入前にレビューや口コミをチェックするのもおすすめです。
電源を切ってから作業する
LEDルームランプの交換時に電源を入れたまま作業をすると、ショートや感電のリスクがあります。
特に、ルームランプはドアの開閉と連動して自動点灯することが多いため、作業中に誤って点灯させてしまうことも。
これを防ぐためには、車のバッテリーを切断するか、ルームランプのスイッチをオフにしてから作業を行いましょう。
また、静電気が原因でLEDが故障することもあるため、金属部分に触れて静電気を逃がしてから作業を行うとより安全です。
適切な工具を用意する
ルームランプを交換する際には、カバーを取り外すための工具が必要になります。
無理に手で外そうとすると、プラスチック製のカバーが割れてしまうこともあるため、内張り剥がし(リムーバー)や精密ドライバーを使用するとスムーズに取り外せます。
また、LEDルームランプの取り付けには細かい作業が必要になることが多いため、ピンセットや手袋を用意しておくと、より安全で確実な作業が可能です。
異常がないか確認する
LEDルームランプを取り付けたら、点灯確認を必ず行いましょう。
点灯しない場合、極性(+と-)が逆になっている可能性があるため、LEDを取り外して向きを変えて再度取り付けてみてください。
また、取り付け後にチラつきや不安定な点灯が見られる場合は、接触不良やLEDの初期不良の可能性があります。
接触部分を確認し、それでも改善しない場合は別のLEDに交換して様子を見ましょう。
車の取扱説明書を読む
ルームランプの交換は簡単な作業ですが、車種によっては特殊な構造をしていることもあります。
無理にカバーを外そうとすると破損する可能性があるため、作業前に必ず車の取扱説明書を確認し、正しい手順で作業を行いましょう。
また、ルームランプが車の電子システムと連動している場合、LEDに交換すると警告灯が点灯することがあります。
このような問題を避けるためにも、事前に取扱説明書やメーカーの情報をチェックし、必要に応じて適合する抵抗付きのLEDを選ぶことが重要です。
ドアを開けてもルームランプがつかないのは故障?

ドアを開けてもルームランプが点灯しない場合、必ずしも故障とは限りません。
まず確認すべきなのは、ルームランプのスイッチ設定です。
車種によっては「オフ」「ドア連動」「常時点灯」の切り替えがあり、オフになっているとドアを開けても点灯しません。
また、LEDに交換した場合、車の電圧や接触不良によって正常に点灯しないこともあります。
LEDの極性が合っているか、しっかり装着されているかを確認しましょう。
それでも点灯しない場合、ドア連動のスイッチ(ドアスイッチ)が故障している可能性があります。
このスイッチは長年の使用で劣化することがあり、汚れや錆で接触不良を起こすことも。スイッチを掃除しても改善しない場合は、修理や交換が必要です。
ルームランプの交換でショートしたらどうする?

ルームランプ交換時にショートしてしまった場合、まずは安全のためにすぐに作業を中断し、バッテリーのマイナス端子を外しましょう。
ショートの原因として考えられるのは、金属部分が接触して回路が過電流を起こしたことや、間違った取り付けをしたことなどです。
ヒューズが切れている場合は、車のヒューズボックスを確認し、該当するヒューズを交換することで復旧できることが多いです。
ただし、適切なヒューズを選ばないと、さらなる故障の原因になるため注意が必要。
また、ショートの影響で配線や電子回路がダメージを受けた可能性もあるため、ルームランプ以外の電装系にも異常がないか確認しましょう。
もし不安がある場合は、無理に自己修理せず、専門の業者やディーラーに相談するのが安心です。
ルームランプの修理代はどのくらい必要?

ルームランプの修理費用は、故障の原因や修理内容によって大きく異なります。
単にLEDの交換や接触不良の修正で済む場合、自分で対応すれば費用はほとんどかかりませんが、ディーラーや整備工場で作業を依頼すると2,000円~5,000円程度の工賃が発生することがあります。
一方、配線の断線やヒューズの交換が必要な場合、修理費用は5,000円~10,000円程度になることが多いです。
さらに、ルームランプユニット自体が故障していた場合は、新品の部品代を含めると15,000円~30,000円ほどかかることもあります。
特に、純正部品ではなくカスタムLEDを使用している場合、適合しない製品を無理に取り付けた結果、電子基板の故障を引き起こすケースも。
その場合、修理費用がさらに高額になる可能性があるため、交換時は適合するLEDを慎重に選び、正しい手順で作業することが大切です。
ルームランプをLEDにした体験談

車のルームランプをLEDに交換したときの話をします。
筆者が乗っている軽自動車で、純正のルームランプは少し暗く、夜間に車内で物を探すのが大変でした。
そこで、明るくて省エネなLEDに交換しようと思い、ネットで評判の良いものを購入し、自分で交換したのです。
作業自体は思ったより簡単で、内張り剥がしを使ってカバーを外し、古い電球を取り外して新しいLEDを差し込むだけ。
ただ、最初に取り付けたとき点灯しなかったので少し焦りました。
後で調べると、LEDは極性があるため、逆に差していたのが原因でした。向きを変えると無事点灯し、驚くほど明るくなりました。
ただ、思った以上に白っぽい光で、少し冷たい印象を受けます。
純正の温かみのある光に慣れていたせいか、最初は違和感がありましたが、慣れると視認性が向上して快適になりました。
消費電力も低く、バッテリーへの負担も少ないので、結果的には満足しています。
次回交換するなら、もう少し色温度が低いタイプを選びたいと思いました。
ルームランプLEDのデメリットを総括
記事のポイントをまとめます。
- LEDルームランプは明るいが、冷たい光色が車内の雰囲気を変える
- 初期費用が高く、純正電球に比べてコストがかかる
- 取り付け時に極性が合わず、点灯しないトラブルが発生することがある
- 品質にばらつきがあり、安価な製品は寿命が短いケースがある
- 光が強すぎると、車内が落ち着かない空間になることがある
- LEDの種類によっては、均一に光が広がらず不自然に見える
- 一部の車種では、バッテリー上がりの原因になる可能性がある
- 交換作業時にショートすると、ヒューズが飛ぶリスクがある
- ルームランプの選び方次第で、デメリットを最小限に抑えられる
- 信頼できるメーカーを選ぶことで、トラブルのリスクを減らせる

