パジェロミニは魅力的な軽SUVですが、「壊れやすいのでは?」と不安に感じる声があります。
中古で購入を検討しているものの、すぐに故障して修理費がかかるようでは困りますよね。
特に、パジェロミニは生産終了から時間が経過しており、劣化が進んでいる個体も少なくありません。
ターボチャージャーやウォーターポンプなど、故障しやすいと言われるパーツもあり、メンテナンス状況によっては思わぬトラブルに見舞われる可能性もあるのです。
そこで本記事では、「パジェロミニは本当に壊れやすいのか?」を徹底分析します。
故障しやすい箇所や注意点、購入時に確認すべきポイントを詳しく紹介。
「パジェロミニに興味があるけど、壊れやすいのか気になる」「中古で購入する際の注意点を知りたい」と思っている方に役立つ内容となっています。
パジェロミニの魅力を最大限に活かし、後悔しない選択をするために、ぜひ最後まで読んでみてください。
- パジェロミニの壊れやすい箇所とその原因を理解できる
- 中古車購入時に注意すべきポイントがわかる
- 賢い選び方やメンテナンス方法を学べる
- 乗る前に知っておくべき長所と短所が把握できる
パジェロミニは壊れやすいのか考察

中古車市場で人気の高いパジェロミニですが、「壊れやすいのでは?」という不安を抱く人も少なくありません。
本当に故障しやすいのか、実際の特徴や弱点を知ることで、購入の判断材料になります。
まずはパジェロミニの基本的な特徴を見ていきましょう。
- パジェロミニの特徴
- 壊れやすいと言われる箇所
- 後悔すると言われるポイント
- 乗ってる人の評価
- パジェロミニの持病はどこ?
- パジェロミニのATが故障する原因は?
- ターボの故障でリコールがあった?
パジェロミニの特徴
パジェロミニは軽自動車ながら、本格的なSUV性能を備えているのが魅力です。
コンパクトなボディながらも、オフロード走行に対応できる4WD性能や耐久性を持ち合わせています。
ここでは、パジェロミニの主な特徴を紹介します。
コンパクトサイズ
パジェロミニは軽自動車規格のサイズに収まるコンパクトなボディを持っています。
狭い道や駐車場でも取り回しがしやすく、都市部でも運転しやすいのが特徴です。
特に、小回りが利くため、初心者や女性ドライバーにも扱いやすい設計になっています。
一方で、コンパクトな車体ゆえに室内空間は限られています。
後部座席やラゲッジスペースはやや狭めなので、荷物をたくさん積みたい人には不向きかもしれません。
とはいえ、日常使いやアウトドアでの使用には十分なサイズ感です。
4WD性能
パジェロミニの最大の魅力の一つが、本格的な4WD性能です。
三菱の四輪駆動技術を活かし、雪道や未舗装路でも安定した走行が可能です。
特に、「スーパーセレクト4WD」搭載モデルでは、状況に応じて駆動方式を切り替えられ、燃費と走行性能のバランスを取ることができます。
悪路走破性が高いため、アウトドアやキャンプなどアクティブな趣味を持つ人にも適しています。
ただし、4WDシステムはメンテナンスが必要で、部品の摩耗による故障リスクもあるため、定期的な点検が欠かせません。
SUVデザイン
パジェロミニは、フルサイズSUVであるパジェロのデザインを受け継いでいます。
コンパクトながらも無骨で力強いフォルムが特徴で、小さな車体でも存在感を放ちます。
角張ったボディラインや高めの車高は、本格SUVらしい雰囲気を演出し、街乗りでも映えるデザインです。
また、カスタムパーツも豊富に揃っており、自分好みにアレンジしやすい点も魅力の一つです。
見た目に惹かれて購入する人も多く、デザインの評価は高い傾向にあります。
エンジンと燃費
パジェロミニには、NA(自然吸気)エンジンとターボエンジンの2種類が存在します。
ターボエンジン搭載モデルは力強い走りが可能で、高速道路や登坂路でも安定したパワーを発揮します。
一方、NAエンジンは比較的燃費が良く、街乗り向きです。
ただし、どちらのエンジンも最新の軽自動車と比べると燃費性能は劣ります。
特に、ターボ車は燃料消費が多めで、こまめなメンテナンスが求められます。
燃費を重視するなら、NAエンジンの選択が無難でしょう。
耐久性に優れている
パジェロミニは、軽自動車の中でも耐久性が高いと評価されています。
フレーム構造がしっかりしており、悪路走行にも耐えられる設計になっています。
特に、エンジンや駆動系の耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば10万km以上の走行も問題なくこなせます。
ただし、一部の部品は経年劣化しやすいため、中古で購入する際にはチェックが必要です。
特にターボチャージャーや冷却系の部品は注意が必要なポイントとなります。
壊れやすいと言われる箇所

パジェロミニは耐久性に優れた車ですが、経年劣化しやすい部品や特定の弱点が存在します。
特に、エンジンや駆動系、電装系の部品は消耗が避けられず、適切なメンテナンスをしないと故障の原因になり得ます。
ここでは、パジェロミニで「壊れやすい」と言われる代表的な箇所について詳しく解説します。
ターボチャージャー
パジェロミニのターボチャージャーは、高回転で動作するため負担が大きく、経年劣化しやすい部品の一つです。
特に、オイル管理が不十分な場合、ターボ内部の軸受けが摩耗し、ブースト圧がかからなくなることがあります。
また、ターボの羽根がカーボン汚れで詰まると、パワーダウンや異音の原因になります。
ターボ車を購入する場合は、定期的なオイル交換とエアクリーナーの清掃を行い、適切なメンテナンスを心掛けることが重要です。
ウォーターポンプ
エンジンの冷却に欠かせないウォーターポンプも、パジェロミニの弱点の一つです。
長年使用すると、内部のシールが劣化し、冷却水漏れを引き起こすことがあります。
冷却水が漏れると、エンジンがオーバーヒートし、最悪の場合エンジン本体に重大なダメージを与える可能性があります。
ウォーターポンプの異音や冷却水の減少が見られたら、早めに交換を検討するのが賢明です。
特に10万km前後で交換時期を迎えるため、中古車を購入する際は交換履歴を確認するとよいでしょう。
プロペラシャフト
パジェロミニの4WDモデルには、前後の車軸に動力を伝えるプロペラシャフトが搭載されています。
この部品は、ジョイント部分のブーツが劣化しやすく、切れてしまうと異音や振動が発生する原因となります。
特に、オフロード走行が多い車両では負担が大きく、ジョイント部分の摩耗が早く進みます。
走行中に異音や振動を感じた場合は、早めに点検を受けることをおすすめします。
定期的なグリスアップやブーツのチェックを行うことで、寿命を延ばすことが可能です。
パワーウィンドウスイッチ
パワーウィンドウスイッチは、頻繁に使用されるため経年劣化しやすい部品です。
スイッチ内部の接点が摩耗すると、窓が開閉できなくなる、あるいは動作が不安定になることがあります。
特に、助手席側のスイッチが先に不具合を起こすケースが多いようです。
パジェロミニのパワーウィンドウスイッチは比較的交換が簡単ですが、純正部品が手に入りにくくなっているため、中古パーツや社外品での対応が必要になることもあります。
スイッチの反応が鈍くなったり、一度で動作しない場合は、早めの交換を検討するとよいでしょう。
エアコン
エアコンの不具合も、パジェロミニでよく見られるトラブルの一つです。
特に、エアコンコンプレッサーの経年劣化により、冷房が効かなくなるケースが多く報告されています。
また、エアコンガス漏れやエバポレーターの詰まりによって、風量が弱くなったり異臭が発生することもあります。
中古車を購入する際には、エアコンの効き具合をしっかり確認し、ガス補充やコンプレッサー交換の必要がないかチェックすることが重要です。
定期的なフィルター交換やガス補充を行うことで、長く快適に使用できます。
後悔すると言われるポイント

パジェロミニは魅力的な軽SUVですが、人によっては「買って後悔した」という声もあります。
特に、現在では生産終了していることや、燃費、安全性能などの面でデメリットを感じる人も少なくありません。
ここでは、購入後に後悔しやすいと言われるポイントについて詳しく解説します。
生産終了した
パジェロミニは2012年に生産終了しており、新車での購入はできません。
そのため、現在市場に出回っているのはすべて中古車となります。
生産終了から時間が経っているため、走行距離が長い個体や、メンテナンスが行き届いていない車両も少なくありません。
また、純正部品の供給も徐々に減少しており、故障時の修理費用が高くなる可能性があります。
特に、エンジンや駆動系の重要部品が故障すると、修理に時間がかかることもあるため、購入前には部品の供給状況を確認することが重要です。
燃費があまり良くない
パジェロミニの燃費は、最新の軽自動車と比べるとあまり良くありません。
特に、ターボエンジン搭載モデルでは、実燃費が10km/L前後になることもあります。
これは、SUVらしいボディ構造や4WD機能による重量増加が影響しているためです。
街乗り中心で燃費を重視する人にとっては、大きなデメリットになるかもしれません。
ただし、エコな運転を心がけたり、NAエンジンの2WDモデルを選ぶことで、ある程度燃費を改善することは可能です。
後部座席が狭い
パジェロミニはコンパクトな軽SUVのため、後部座席のスペースはかなり狭めです。
大人が長時間乗るには窮屈に感じることが多く、特に身長が高い人には不向きかもしれません。
また、リクライニング機能も限定的で、シートの快適性は決して高いとは言えません。
荷物を多く積みたい場合にも、後部座席を倒す必要があり、実用性に不満を感じることがあります。
頻繁に後部座席を使用する予定がある人は、実際に座ってみて快適さを確認すると良いでしょう。
横風を受けやすい
パジェロミニは車高が高く、軽量なボディを持つため、横風の影響を受けやすいのが弱点です。
特に、高速道路や橋の上などでは、強風によるふらつきを感じることがあります。
運転に慣れていない人にとっては、怖いと感じる場面もあるかもしれません。
対策としては、横風の影響を軽減するために、適切なタイヤの選択や車高の調整を行うのが有効です。
また、走行中にハンドルをしっかり握り、急なステアリング操作を避けることも、安全運転につながります。
安全性能が劣る
パジェロミニは1994年に登場し、基本設計が古いため、最新の軽自動車と比べると安全性能が劣ります。
エアバッグやABSは装備されていますが、衝突安全性能や予防安全技術の面では現代の車に及びません。
特に、自動ブレーキや車線維持支援システムなどの先進安全装備は搭載されていないため、安全性を重視する人にとっては不安要素となるでしょう。
ただし、運転に注意し、適切なスピードで走行することでリスクを抑えることは可能です。
安全運転を心がけることが、パジェロミニを長く快適に乗るためのポイントとなります。
乗ってる人の評価

パジェロミニは、軽SUVとしての魅力を持つ一方で、人によって評価が大きく分かれる車です。
実際に乗っているオーナーからは「走破性が高く、遊び心のある車」といった好意的な意見がある一方で、「燃費や快適性に不満がある」といった辛口な意見も見られます。
ここでは、パジェロミニの良い評価と辛口評価について、それぞれ詳しく紹介します。
良い評価
パジェロミニのオーナーからは、「軽自動車とは思えない走破性が魅力」という声が多く寄せられています。
特に4WDモデルでは、悪路や雪道でも安定した走行が可能で、アウトドアや冬のドライブを楽しみたい人には高評価を得ています。
また、コンパクトなボディサイズながらSUVらしいデザインを採用しており、「見た目がかっこいい」「個性的なスタイルが気に入っている」という意見も目立ちます。
さらに、軽自動車ならではの取り回しの良さもメリットの一つです。
都市部では狭い駐車場や細い道でもスムーズに運転できるため、日常使いにも適しています。
また、エンジンがタフで、適切なメンテナンスを行えば長く乗れることも評価されています。
特に、走行距離が10万kmを超えても元気に走る個体が多く、「丈夫で壊れにくい」という声もあります。
辛口評価
一方で、パジェロミニにはいくつかの欠点があり、それが辛口評価につながっています。
最もよく指摘されるのが「燃費の悪さ」です。
軽自動車でありながら、SUVらしいボディと4WD機能を備えているため、実燃費が10km/L前後になることもあります。
特に街乗り中心で使用する場合、燃費の悪さが気になるという声が多く見られます。
また、乗り心地に関しても辛口な意見が目立ちます。
パジェロミニはオフロード性能を重視した設計になっているため、サスペンションが固めで、段差を超えたときの突き上げ感が強いと感じる人もいます。
さらに、車内スペースが狭いため、長時間のドライブでは窮屈に感じることもあるようです。
特に後部座席の狭さについては、「大人が乗るには厳しい」との意見が多く、実用性の面で不満を持つ人もいます。
加えて、生産終了から時間が経っているため、純正部品の供給が少なくなってきている点も懸念されています。
特にエアコンやターボチャージャーなどの重要部品が故障すると、修理に時間や費用がかかることがあるため、「維持費が思ったよりもかかる」と感じるオーナーも少なくありません。
パジェロミニの持病はどこ?

パジェロミニは丈夫な車ですが、長年の使用によって特定の部品が故障しやすい「持病」とも言える問題がいくつかあります。
代表的なものとして、ターボチャージャーの劣化、ウォーターポンプの故障、エアコンの不調、パワーウィンドウスイッチの接触不良などが挙げられます。
特にターボモデルでは、経年劣化によりタービンが損傷し、パワー不足や異音が発生することがあります。
また、ウォーターポンプの故障はエンジンのオーバーヒートにつながる可能性があり、早めの交換が推奨されます。
中古車を購入する際は、これらの持病が発生していないか、整備履歴をしっかり確認することが重要です。
パジェロミニのATが故障する原因は?

パジェロミニのAT(オートマチックトランスミッション)は、走行距離が増えると特有のトラブルが発生することがあります。
特に、シフトショックの増大、変速不良、ATF(オートマオイル)の劣化が主な原因となります。
ATFは定期的に交換する必要がありますが、長期間交換されていないと内部の摩耗が進み、ギアの滑りや変速時の違和感につながることがあります。
また、ソレノイドバルブの不調やクラッチ内部の摩耗もATの故障原因となります。
中古車を購入する際は、変速がスムーズに行われるか試乗し、違和感がないか確認することが大切です。
ターボの故障でリコールがあった?

パジェロミニのターボモデルには、過去にターボチャージャーに関するリコールが発生したことがあります。
制御プログラムにおける燃料噴射量の設定が不適切なため、一部の車両で排気ガス漏れに至るおそれが報告されました。
出典:パジェロミニ、ミニキャブ、タウンボックスのエンジンについて
リコール対象となった車両については、メーカーによる無償修理が実施されましたが、中古市場ではリコール対応が完了していない車両も存在する可能性があります。
パジェロミニのターボモデルを購入する際は、リコール履歴をチェックし、適切なメンテナンスが行われているか確認することが重要です。
パジェロミニは壊れやすい?賢い選び方

パジェロミニは「壊れやすい」と言われることがありますが、適切なメンテナンスを行えば長く乗ることができる車です。
特に中古車を選ぶ際には、トラブルの起こりやすいポイントを理解し、自分に合った使い方ができるかを見極めることが重要です。
ここでは、パジェロミニがどのような人に向いているのかを解説し、購入時に後悔しない選び方を紹介します。
- パジェロミニが向いている人
- おすすめカスタムパーツ
- 中古で買う際のポイント
- パジェロミニが中古で安い理由は?
- 30万キロ超えだと買ってはいけない?
- 新型パジェロミニは販売される?
- パジェロミニの試乗体験談
パジェロミニが向いている人
パジェロミニは個性的な軽SUVで、走破性やコンパクトさが魅力です。
しかし、全ての人に最適な車というわけではありません。特に以下のような特徴を求める人に向いています。
オフロードに興味がある人
パジェロミニは、軽自動車ながら本格的な4WDシステムを搭載しており、悪路走破性が高いのが特徴です。
特に、雪道や未舗装路を走る機会が多い人には最適です。
高めの最低地上高と頑丈なボディ構造のおかげで、林道やアウトドアレジャーでも安心して走行できます。
中古市場ではカスタムパーツも豊富に揃っているため、より本格的なオフロード仕様に仕上げることも可能です。
取り回しの良い車を探している人
コンパクトなボディサイズは、都市部での運転や狭い駐車場での取り回しの良さを発揮します。
全長約3.4m、全幅約1.5mのサイズ感は、軽自動車ならではの利点で、狭い道でもスムーズに走行可能です。
また、視界が高いため運転しやすく、女性ドライバーや初心者にも扱いやすい車です。
都市部とアウトドアの両方で使いたい人にはぴったりの一台です。
ちょっとした遊び心がある人
パジェロミニは、普通の軽自動車とは違い、SUVらしい個性的なデザインが特徴です。
アウトドア好きやクルマにこだわりを持つ人にとって、「軽SUVに乗る楽しさ」を味わえるのが大きな魅力でしょう。
キャンプや釣りなどのアクティビティに使ったり、カスタムして自分好みに仕上げたりと、遊び心のあるカーライフを送りたい人にはぴったりの車です。
維持費を抑えたい人
パジェロミニは軽自動車なので、普通車と比べて税金や車検費用が安く済みます。
特に、古いSUVに乗りたいけれど、維持費がネックになっている人にとっては良い選択肢になるでしょう。
ただし、燃費は軽自動車の中ではあまり良いとは言えず、パーツ交換が必要になることもあるため、維持費を最小限に抑えたい場合は、状態の良い個体を選ぶことが大切です。
小さなSUVが好きな人
一般的なSUVは車体が大きく、駐車や取り回しに苦労することがありますが、パジェロミニはコンパクトなボディながらSUVらしいデザインを持ち、街乗りとアウトドアの両方で楽しめる車です。
「大きなSUVは持て余すけれど、SUVらしいデザインや走りを楽しみたい」という人にとって、パジェロミニはちょうど良いサイズ感と機能を備えた一台と言えるでしょう。
おすすめカスタムパーツ

パジェロミニはカスタムの楽しみが広がる車です。
特にアウトドアやオフロード走行を考えている人にとっては、適切なパーツを選ぶことで走破性や実用性を向上させることができます。
ここでは、パジェロミニにおすすめのカスタムパーツを紹介します。
マッドタイヤ
パジェロミニのオフロード性能を最大限に引き出すためには、マッドタイヤ(MTタイヤ)がおすすめです。
標準装備のタイヤでも一定の悪路走破性はありますが、マッドタイヤに変更することで泥道や砂地でのグリップ力が大幅に向上します。
また、見た目にも迫力が増し、SUVらしい力強い印象を与えます。
ただし、オンロードでの乗り心地が硬くなったり、ロードノイズが大きくなったりするデメリットもあるため、用途に合わせて選ぶことが重要です。
アンダーガード
アンダーガードは、車の底部を保護するパーツで、特にオフロード走行をする人には必須の装備です。
岩場や段差のある道を走行する際に、エンジンやトランスミッション部分を衝撃から守る役割を果たします。
純正品やアフターパーツとしてさまざまな種類が販売されており、アルミ製やスチール製のものがあります。
軽量性を重視するならアルミ製、頑丈さを求めるならスチール製を選ぶのがおすすめです。
ウインチ
ウインチは、ぬかるみや雪道でスタックした際に車を引っ張り出すための装備です。
特にオフロードを頻繁に走る人にとっては、トラブル時の強い味方となります。
パジェロミニは軽量な車体のため、小型のウインチでも十分な牽引力を発揮できます。
フロントバンパーに取り付けるタイプや、取り外し可能なポータブルタイプなどがあり、用途に応じて選ぶとよいでしょう。
ただし、使用には知識と技術が必要なので、導入する際は使い方をしっかりと理解しておくことが重要です。
ルーフキャリア
パジェロミニの収納スペースは限られているため、アウトドアや旅行で荷物が多くなる場合にはルーフキャリアの装着が便利です。
キャンプ道具やスノーボード、自転車などを積むことができ、車内スペースを有効に活用できます。
ルーフレールがない車両には、簡単に取り付けられるベースキャリアを併用するとよいでしょう。
デザインもさまざまな種類があり、無骨なオフロードスタイルを演出するのにも役立ちます。
シートカバー
シートカバーは、車内の雰囲気を変えるだけでなく、シートを汚れや傷から守る役割もあります。
特にアウトドアやペットを乗せる機会が多い人には、防水性や耐久性の高いシートカバーがおすすめです。
純正シートは経年劣化で傷みやすいため、中古車を購入した際にシートの補修として導入するのも有効です。
デザインや素材も豊富にあり、レザー調やカモフラ柄など、自分の好みに合わせて選べるのも魅力です。
中古で買う際のポイント

パジェロミニを中古で購入する際には、いくつかの重要なポイントを押さえることで、後悔のない買い物ができます。
特に耐久性の高い車とはいえ、年式や走行距離、過去の修理歴などをしっかり確認することが大切です。
ここでは、中古パジェロミニを選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。
年式と走行距離
パジェロミニは1994年から2012年まで生産されており、年式によって装備や性能が異なります。
特に、最終型(2008年~2012年)は改良が加えられ、より信頼性が向上しているため狙い目といえます。
走行距離については、一般的に10万kmを超えると消耗部品の交換が必要になるケースが増えるため、購入後のメンテナンス費用も考慮する必要があります。
ただし、適切なメンテナンスがされていれば、20万km以上走行可能な個体もあるため、メンテナンス履歴を確認することが重要です。
駆動方式の選択
パジェロミニには「FR(後輪駆動)」と「4WD(四輪駆動)」の2種類の駆動方式があります。
FRは燃費が良く、街乗りや高速道路での走行に適しています。
一方、4WDは悪路走破性が高く、雪道や山道などでも安心して運転できます。
用途に応じて適切な駆動方式を選ぶことが大切です。
アウトドアや冬場の使用を想定しているなら、4WDを選ぶ方が無難でしょう。
車両の状態を確認
中古車を選ぶ際は、外装や内装の状態だけでなく、エンジンや足回りのコンディションもしっかり確認する必要があります。
特に、エンジンの異音やオイル漏れ、サスペンションのへたりなどがないかをチェックしましょう。
また、試乗が可能であれば、実際に運転してブレーキやハンドリングの違和感がないか確認するのも大切です。
長年使用された車両は劣化が進んでいる可能性があるため、慎重に見極めることが重要です。
修復歴の確認
修復歴のある車は一見問題なさそうに見えても、フレーム(車の骨格部分)にダメージがあると、走行性能や安全性に影響を及ぼす可能性があります。
特に、大きな事故歴がある車は避けた方が無難です。
修復歴の有無は販売店で確認できるため、しっかりチェックしましょう。
また、実際に車両を見た際には、ドアやボンネットの隙間が不均一になっていないか、ボディの色が部分的に違っていないかなども確認するとよいでしょう。
複数の見積もりを取る
中古車は販売店ごとに価格や状態が異なるため、1店舗だけで即決せず、複数の販売店で見積もりを取ることが大切です。
特に、同じ年式・走行距離でも価格差が大きいことがあるため、しっかり比較検討することで、より良い条件の車を見つけることができます。
また、保証の有無やアフターサービスの内容も重要なポイントなので、購入前にしっかり確認しましょう。
中古車販売大手の「ガリバー」なら、オンラインで簡単に見積もりを取ることができるため、おすすめです。
パジェロミニが中古で安い理由は?

パジェロミニの中古価格は比較的手頃なものが多く、市場では安価な車両が多数見られます。
その理由の一つは、生産終了から時間が経過していることです。
2012年に販売が終了してから10年以上が経過しており、モデルが古くなるにつれて市場価値が下がっています。
また、軽自動車というカテゴリの中では維持費がやや高めであり、燃費の面で競争力が低いことも影響しています。
さらに、パジェロミニはオフロード性能を備えた特殊な軽SUVのため、街乗りメインの需要層には向かないことから、流通量に対して購入希望者が限られ、価格が抑えられている傾向にあります。
しかし、適切にメンテナンスされた個体であれば、長く乗ることも可能なため、コストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
30万キロ超えだと買ってはいけない?

一般的に、車の寿命は走行距離10万~15万kmが一つの目安とされていますが、パジェロミニのような頑丈なSUVは30万kmを超えても走行可能な場合があります。
ただし、高走行距離の車両を購入する際には、エンジンやミッションのメンテナンス状況を入念に確認することが重要です。
特に、エンジンオイルやタイミングベルトの交換履歴、AT(オートマチック)ミッションの不具合がないかをチェックする必要があります。
また、サスペンションやブッシュ類の劣化が進んでいる可能性も高いため、乗り心地や直進安定性にも注意が必要です。
30万kmを超えると、部品交換の頻度が増えるため、メンテナンス費用を考慮した上で購入を判断することが大切です。
安価だからといって安易に飛びつかず、購入前にプロの整備士に診てもらうことをおすすめします。
新型パジェロミニは販売される?

ネット上では、「2026年以降に新型パジェロミニが販売されるのではないか?」といった噂が広がっています。
しかし、2025年3月現時点でメーカー(三菱自動車)からの正式な発表はありません。
パジェロミニは根強いファンを持つ軽SUVであり、新型登場を期待する声も多いですが、近年の自動車業界では電動化や環境規制の影響を受け、新規モデルの開発方針が大きく変わっています。
仮に新型が登場するとすれば、ガソリンエンジンだけでなく、ハイブリッドやEV仕様の可能性も考えられます。
ただし、現時点では三菱自動車は軽SUV市場においてeKクロスなどのモデルに注力しており、新型パジェロミニの開発計画があるという確かな情報はありません。
今後、メーカーからの正式な発表があるかどうか、引き続き注視する必要があるでしょう。
パジェロミニの試乗体験談

初めてパジェロミニに試乗したとき、その独特な存在感に圧倒されました。
外観はコンパクトでかわいらしい印象ですが、実際に乗り込むとSUVらしい力強さが感じられます。
エンジンをかけると、少し耳に残るエンジン音が特徴的ですが、その分しっかりとしたパワーを実感。
特にターボモデルでは、アクセルを踏み込んだ瞬間の加速が力強く、小柄なボディとは思えないほどスムーズな走りでした。
街乗りでは軽快に動き、狭い道でも取り回しがしやすいのが魅力です。
一方で、高速道路ではエンジン音がやや大きく感じられるため、長距離移動の際は音の遮音対策があるとより快適に乗れるかもしれません。
ただし、後部座席はやや狭く、特に足元のスペースが限られているため、大人が長時間座ると窮屈に感じるかもしれません。
短距離の移動であれば問題ありませんが、後部座席に同乗者がいる場合は、長時間のドライブではこまめに休憩を取ると良さそうです。
総じて、街乗りのしやすさとオフロード性能のバランスが取れた一台という印象です。
特にアウトドアが好きな方や、休日に遠出を楽しみたい人にはぴったりな車だと感じました。
総括:パジェロミニが壊れやすいわけではない
記事のポイントをまとめます。
- パジェロミニは生産終了しており、中古車の状態に大きな差がある
- ターボチャージャーは経年劣化しやすく、修理費用が高額になることもある
- 4WD性能は優秀だが、プロペラシャフトのトラブルが報告されている
- エアコンの故障が発生しやすく、修理には高額な費用がかかる場合がある
- 後部座席が狭く、長距離移動では快適性に欠けるとの評価が多い
- 燃費は最新の軽SUVと比較すると劣り、維持費が高くなることがある
- 横風の影響を受けやすく、高速道路での走行安定性に注意が必要
- 乗り心地は固めだが、オフロードでは優れた走破性能を発揮する
- 適切なメンテナンスを行えば長く乗れるが、放置すると故障リスクが高まる
- 中古車購入時は年式・走行距離・修復歴を慎重に確認することが重要

