スズキ・MRワゴンの購入を検討しているものの、「欠点が多いのでは?」と不安を感じていませんか?
中古車として流通している台数も多く、価格も手頃ですが、事前にデメリットを知っておかなければ、購入後に後悔する可能性があります。
燃費の悪さや走行性能の物足りなさ、安全性能への不安など、MRワゴンにはいくつかの欠点が指摘されています。
また、「デザインが古臭い」「車内が狭い」といった見た目や使い勝手の面でも、購入を迷うポイントがあるかもしれません。
しかし、こうした欠点を理解した上で選べば、MRワゴンの魅力を最大限に活かすことも可能です。
本記事では、MRワゴンの主な欠点やよくある不具合、購入時のチェックポイントまで詳しく解説します。
特に、都市部での移動が多い方や、コストを抑えて軽自動車を手に入れたい方にとっては、適した選択肢となるかもしれません。
MRワゴンの購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
- MRワゴンの主な欠点や不具合を把握できる
- 購入前に確認すべきポイントや注意点がわかる
- 燃費改善やカスタムパーツについての実践的なアドバイス
- 自分に合ったMRワゴンの購入の判断材料を得られる
MRワゴンの欠点と気になる点

スズキのMRワゴンはコンパクトで扱いやすい軽自動車ですが、古いモデルになると欠点も目立ってきます。
購入を検討する際には、実際の使用感や維持費など、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
ここでは、MRワゴンの主な欠点や気になるポイントを詳しく解説していきます。
- MRワゴンの主な欠点
- MRワゴンがダサいと言われるワケ
- MRワゴンのよくある不具合例
- MRワゴンは人気ないから生産終了になった?
- MRワゴンの2代目は欠点が少ない?
- MRワゴンに男性が乗るのは変?
MRワゴンの主な欠点
MRワゴンにはいくつかのデメリットがあり、特に燃費や走行性能、車内スペース、安全性、維持費に関して気になる点が指摘されています。
購入後に後悔しないためにも、これらの欠点を正しく理解しておきましょう。
燃費が思ったより悪い
MRワゴンは軽自動車でありながら、期待ほど燃費が良くないという声があります。
特に初代や2代目モデルでは、街乗り中心だとリッター15km前後しか走らないケースも少なくありません。
これは車両重量やエンジンの設計が影響しており、同年代の他の軽自動車と比べてもやや劣る部分です。
また、エアコンを頻繁に使用すると燃費がさらに悪化しやすく、夏場や冬場の燃費の落ち込みを感じる人も多いようです。
長距離走行では燃費が改善されることもありますが、基本的にこまめなメンテナンスをしなければ燃費性能が落ちる点は注意が必要です。
走行性能が物足りない
MRワゴンは街乗り向けの軽自動車であり、高速道路や山道では力不足を感じやすい車です。
特にNA(自然吸気)エンジン搭載モデルでは、加速が鈍く、合流や追い越しの際にストレスを感じることがあります。
また、車体が軽いため横風の影響を受けやすく、高速走行時の安定感が低いのもデメリットです。
サスペンションの柔らかさから乗り心地は悪くありませんが、その分カーブでのロール(車体の傾き)が大きくなるため、スポーティな走行を求める人には向いていません。
普段使いには問題ないものの、パワフルな走りを求めるなら他の選択肢を検討したほうがよいでしょう。
車内スペースが狭い
MRワゴンはコンパクトな設計のため、車内空間が広々としているとは言えません。
特に後部座席は大人が長時間乗ると窮屈に感じることが多く、荷物の積載スペースも限られています。
軽自動車の中には、室内空間を工夫して広く感じさせるモデルもありますが、MRワゴンは比較的オーソドックスな設計のため、車内の狭さが気になる場面があるかもしれません。
買い物や近場の移動には問題ありませんが、大人数での移動や長距離ドライブを考えている場合は、他の広めの軽自動車を検討するのも一案です。
安全性能が不安
MRワゴンは比較的古いモデルが多いため、安全性能の面で最新の軽自動車と比べると劣る部分があります。
衝突安全性や運転支援システムは、近年の軽自動車では充実していますが、MRワゴンでは基本的なエアバッグやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)程度の装備が中心です。
また、車体剛性も最新の車種に比べると低めであり、万が一の事故時の安全性に不安を感じる人もいるでしょう。
安全を重視するなら、より新しい年式のモデルや、衝突回避システムを備えた車種を選ぶのがおすすめです。
維持費が高くなりやすい
MRワゴンは軽自動車であるため基本的な維持費は抑えられますが、年式が古いことによる修理費用の増加が気になるポイントです。
特に10年以上経過した車両では、消耗部品の交換や故障修理の頻度が高くなり、結果的に維持費がかさむことがあります。
また、燃費がそこまで良くないため、ガソリン代も予想以上にかかるケースがあります。
中古で購入する際は、定期的なメンテナンス履歴がしっかりしている車を選ぶことで、無駄な出費を減らすことができるでしょう。
MRワゴンがダサいと言われるワケ

MRワゴンは可愛らしいデザインが特徴の軽自動車ですが、一部の人から「ダサい」と言われることがあります。
その理由として、デザインの古臭さや個性の欠如、内装の時代遅れ感などが挙げられます。
ここでは、MRワゴンのデザインに関する評価について詳しく解説していきます。
丸っこいデザインが古臭い
MRワゴンは全体的に丸みを帯びたデザインが特徴ですが、このスタイルが「古臭い」と感じる人もいます。
特に初代や2代目モデルは、2000年代前半の軽自動車に多く見られた丸みのあるフォルムを採用しており、現代のシャープなデザインの車と比べるとレトロな印象を受けることがあります。
また、曲線的なデザインは可愛らしさを強調していますが、男性が乗るには少し女性向けのイメージが強いと感じることもあるでしょう。
そのため、洗練されたデザインの車を好む人には、MRワゴンのスタイルが合わないかもしれません。
個性が欠けている
MRワゴンはシンプルなデザインを採用しているため、特に強い個性を感じさせる部分が少ないと言われています。
軽自動車の中には、スポーティなデザインやユニークなフロントフェイスを持つモデルも多いですが、MRワゴンはそうしたインパクトに欠けるため、見た目が平凡だと感じる人もいるようです。
また、街中で見かけることも多いため、他の車と差別化しにくく、特にこだわりを持つ人にとっては物足りなく感じることがあるでしょう。
時代遅れな内装
MRワゴンの内装は、発売当時の軽自動車としては標準的なデザインでしたが、現在では古臭く感じられる部分も多くあります。
特に2代目や3代目モデルでは、シンプルすぎるダッシュボードや安価なプラスチック素材が多用されており、質感の面で物足りなさを感じる人もいるでしょう。
また、最新の軽自動車にはタッチパネル式のディスプレイや高級感のあるインテリアが採用されることが増えていますが、MRワゴンにはそうしたトレンドが反映されていないため、内装の古さが目立つのは否めません。
小さすぎるボディサイズ
MRワゴンはコンパクトな軽自動車ですが、そのサイズ感が「小さすぎる」と感じる人もいます。
特に、最近の軽自動車は室内空間を広く確保したモデルが増えており、それと比べるとMRワゴンのサイズはやや窮屈に感じることがあります。
荷物をたくさん積む機会が多い人や、複数人で乗る機会が多い人にとっては、少し手狭に思えるかもしれません。
また、小さいボディは軽快に運転できる一方で、デザイン的には迫力に欠け、見た目が頼りなく感じることもあるでしょう。
保守的なデザイン
MRワゴンのデザインは、大きく冒険することなくシンプルなスタイルを貫いているため、良く言えば「落ち着いている」ものの、悪く言えば「地味」「古い」と捉えられることもあります。
特に3代目モデルでは、フロントフェイスに大きな変更が加えられましたが、それでも他の軽自動車と比べて斬新さに欠けるという意見もあります。
派手なデザインを好む人や、個性的な外観の車に乗りたい人にとっては、MRワゴンのシンプルなデザインが物足りなく感じるかもしれません。
MRワゴンのよくある不具合例

中古車として流通しているMRワゴンですが、年式が古くなるにつれ、特定の不具合が発生しやすくなります。
特にエンジン関連や電装系のトラブルが目立ち、修理費用がかさむことも少なくありません。
ここでは、MRワゴンでよく報告される不具合について詳しく解説します。
エンジンの不良
MRワゴンのエンジンは、長年の使用や定期メンテナンス不足によって不調を起こすことがあります。
特に、アイドリングが不安定になる、加速時に息つきする、エンジン警告灯が点灯するといった症状が見られる場合は注意が必要です。
原因としては、スロットルボディの汚れやイグニッションコイルの劣化、燃料系統の詰まりなどが考えられます。
これらの問題は定期的なメンテナンスで予防できますが、放置すると修理費が高額になるため、異変を感じたら早めに点検することをおすすめします。
燃料メーターの故障
MRワゴンでは、燃料メーターが正しく動作しないというトラブルも報告されています。
具体的には、満タンにしたはずなのにメーターが空のままだったり、急に燃料が減ったように表示されたりするケースがあります。
これは、燃料タンク内のフロートセンサーの故障や、電気系統の接触不良が原因となっていることが多いです。
燃料残量を正確に把握できないと、思わぬガス欠のリスクがあるため、異常を感じたら早めに修理を検討しましょう。
オルタネーターの故障
オルタネーター(発電機)の故障も、MRワゴンでよく見られる不具合の一つです。
オルタネーターはバッテリーを充電する重要な部品ですが、経年劣化により発電能力が低下すると、バッテリーが上がりやすくなります。
症状としては、エンジンのかかりが悪い、走行中に突然電装品が作動しなくなる、バッテリー警告灯が点灯するといったものが挙げられます。
オルタネーターの交換は比較的高額な修理になるため、バッテリーの電圧低下を感じたら早めの点検が推奨されます。
エアコンの効きが悪くなる
MRワゴンでは、エアコンの効きが悪くなる不具合もよく見られます。
特に夏場に冷房が効かない、冬場に温風が出にくいといった症状が出ることがあります。
主な原因としては、エアコンガスの不足、コンプレッサーの故障、エバポレーターの汚れなどが考えられます。
エアコンのトラブルは修理費が高くなることが多いため、冷暖房の効きが弱くなってきたと感じたら、早めに点検を依頼したほうがよいでしょう。
サスペンションの異音
MRワゴンでは、サスペンション周りから異音が発生するケースも報告されています。
特に走行中の段差越えやハンドルを切った際に「ギシギシ」や「ゴトゴト」といった音がする場合は、サスペンションのブッシュやショックアブソーバーの劣化が原因かもしれません。
長年の使用によってゴム部品が摩耗し、金属同士が直接当たることで異音が発生することがあります。
放置すると乗り心地が悪化するだけでなく、走行性能にも影響を与えるため、異音が気になったら早めに点検・修理を行うのがおすすめです。
MRワゴンは人気ないから生産終了になった?

MRワゴンは2016年に生産終了となりましたが、その理由として「人気がなかったから」と言われることがあります。
確かに、発売当初は独自のデザインや使い勝手の良さから一定の支持を得ていましたが、時代の変化とともに需要が低下していきました。
特に、競合する軽ハイトワゴン(タントやN-BOXなど)が広い室内空間や最新装備を備えて登場し、より実用的な選択肢として人気を集めたことが影響しています。
加えて、スズキ自身もワゴンRやスペーシアといった人気車種に注力する方針を取ったことで、MRワゴンの立ち位置が曖昧になっていきました。
その結果、販売台数が低迷し、最終的に生産終了となったのです。
ただし、「人気がなかった=悪い車」というわけではなく、用途によっては十分魅力的な選択肢になり得ます。
MRワゴンの2代目は欠点が少ない?

MRワゴンの2代目(2006年~2011年)は、初代から大幅に改良され、特に燃費性能や快適性が向上しました。
そのため、「2代目は欠点が少ないのでは?」と考える人もいます。
確かに、初代に比べてエンジンの改良や室内空間の広さが改善され、実用性が向上しました。
しかし、完全に欠点がなくなったわけではありません。
例えば、軽自動車としては燃費がそこまで良いとは言えず、走行性能も平凡なままでした。
また、安全性能についても、当時の基準では標準的だったものの、最新の軽自動車と比べると物足りない部分があります。
2代目はバランスの取れたモデルではありますが、現代の車と比較するとやや時代遅れな部分があるため、中古で購入する際にはしっかりと状態を確認することが重要です。
MRワゴンに男性が乗るのは変?

MRワゴンは丸みを帯びた可愛らしいデザインのため、「女性向けの車」というイメージを持たれることが多いです。
そのため、「男性が乗るのは変なのでは?」と気にする人もいるかもしれません。
しかし、実際には男性オーナーも一定数おり、特にコンパクトな車を求める方や、コストパフォーマンスを重視する人には魅力的な選択肢となります。
また、カスタムパーツを活用すれば、スポーティな雰囲気に仕上げることも可能です。
見た目のイメージにとらわれず、実用性や経済性を重視するのであれば、男性がMRワゴンを選ぶことに何の問題もありません。
むしろ、軽自動車ならではの維持費の安さや小回りの良さを考えれば、通勤や普段使いにも適した合理的な選択肢と言えるでしょう。
MRワゴンの欠点と購入ポイント

MRワゴンにはいくつかの欠点があるものの、使い方次第では十分に魅力的な選択肢となります。
特に、ライフスタイルや用途に合った使い方をすれば、欠点を感じることなく快適に乗ることができます。
ここでは、MRワゴンがどのような人に向いているのかを解説し、購入時のポイントについて考えていきます。
- MRワゴンが向いている人
- MRワゴンの燃費を改善する方法
- おすすめのカスタムパーツ
- 中古で購入する際の注意点
- MRワゴンの3代目は安く買える?
- MRワゴンの試乗体験談
MRワゴンが向いている人
MRワゴンは、コンパクトなサイズと手頃な価格が特徴の軽自動車です。
そのため、特定のライフスタイルやニーズに合致する人には、非常に適した車と言えます。
ここでは、MRワゴンが特に向いていると考えられる人の特徴を紹介します。
都市部での移動が多い人
MRワゴンはコンパクトなボディと小回りの良さを活かし、都市部での移動に適しています。
狭い路地や混雑した駐車場でもスムーズに運転できるため、通勤や買い物などの短距離移動が中心の人に向いています。
また、軽自動車ならではの低燃費も都市部の移動には大きなメリットとなるでしょう。
ただし、長距離走行や高速道路での走行は、パワー不足を感じる場面があるため、その点は考慮しておく必要があります。
初めて車を持つ人
運転初心者や初めて車を所有する人にも、MRワゴンはおすすめです。
視界が広く、車両感覚がつかみやすいため、運転に不慣れな人でも安心して乗ることができます。
また、車両価格が比較的安価で、中古市場でも手頃な価格で入手できるため、初めての車としてのハードルが低い点も魅力です。
さらに、軽自動車は自動車税や保険料が安く抑えられるため、維持費の負担も少なく済みます。
コストを抑えたい人
MRワゴンは、購入費用や維持費をできるだけ抑えたい人にとって、魅力的な選択肢です。
軽自動車のため税金や車検費用が安く済み、燃費も比較的良好なため、ガソリン代の負担も軽減されます。
また、中古車市場では比較的安価に流通しており、初期費用を抑えて車を手に入れたい人にも適しています。
ただし、古い年式のモデルを選ぶ場合は、修理やメンテナンスのコストが発生する可能性があるため、購入前に状態をよく確認することが重要です。
シンプルな車を求める人
MRワゴンは、シンプルで使いやすい車を求める人にも適しています。
過度な装備や複雑な機能はないものの、軽自動車としての基本的な性能はしっかり備えており、普段使いには十分な性能を持っています。
特に、車に対して特別なこだわりがなく、シンプルなデザインや操作性を重視する人には、MRワゴンの使い勝手の良さが魅力的に映るでしょう。
ただし、高級感や最新の安全装備を求める人には物足りないと感じるかもしれません。
短期間で乗り換えしたい人
短期間だけ車を所有したい人にとっても、MRワゴンは良い選択肢です。
中古市場での流通量が多く、比較的安価に購入できるため、数年だけ車を使いたいという場合にも適しています。
また、軽自動車は需要があるため、売却時にある程度の価格がつきやすいのもメリットです。
転勤やライフスタイルの変化で、短期間だけ車を所有する必要がある人には、MRワゴンは適した車と言えるでしょう。
MRワゴンの燃費を改善する方法

MRワゴンは軽自動車の中ではそれほど燃費が良いとは言えません。
しかし、日々の運転やメンテナンスの工夫次第で、燃費を向上させることが可能です。
燃費の改善は、ガソリン代の節約だけでなく、車の寿命を延ばすことにもつながります。
ここでは、MRワゴンの燃費を改善するための具体的な方法を紹介します。
アクセルを穏やかに踏む
急加速や急発進は燃費を大きく悪化させる要因の一つです。
アクセルを強く踏み込むと、エンジンが大量の燃料を消費するため、燃費が悪くなります。
燃費を改善するためには、発進時や加速時にアクセルをじわじわと踏み込む「エコドライブ」を意識することが重要です。
また、信号が多い街中では、車間距離を十分にとり、無駄なブレーキや再加速を減らすことで、さらに燃費を向上させることができます。
タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が不足していると、走行時の抵抗が増えて燃費が悪くなります。
適正な空気圧を維持することで、タイヤの転がり抵抗が減り、スムーズに走行できるため燃費の向上につながります。
特に、季節の変わり目や長距離を走る前には、タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて補充することを習慣づけましょう。
適正な空気圧は車の取扱説明書や運転席のドア内側に記載されているので、それを参考に調整してください。
不要な荷物を乗せない
車の重量が増えると、それだけエンジンの負担が大きくなり、燃費が悪くなります。
普段から車に積んでいる荷物を見直し、不要なものは降ろすようにしましょう。
特に、使っていないカー用品や重い荷物が積みっぱなしになっている場合、それらを減らすだけでも燃費の改善が期待できます。
また、ルーフキャリアやキャリアボックスを装着している場合、それが空の状態でも空気抵抗が増えるため、必要のないときは外しておくと良いでしょう。
エアコンの使用を控えめに
エアコンの使用は燃費に大きく影響します。
特に夏場の冷房は、エンジンに負担をかけるため、燃料消費量が増えがちです。
燃費を向上させるためには、エアコンの設定温度を適切に調整し、必要以上に冷やしすぎないようにしましょう。
また、外気温がそれほど高くない場合は、窓を開けて走行することでエアコンの使用を抑えることができます。
ただし、高速道路では窓を開けると空気抵抗が増えて燃費が悪化するため、その点は注意が必要です。
定期的なメンテナンス
燃費を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、エンジンオイルの交換を怠ると、エンジン内部の抵抗が増え、燃費が悪化します。
推奨される交換時期を守り、適切な粘度のオイルを使用することで、エンジンの効率を維持できます。
また、エアフィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、燃料の燃焼効率が低下するため、定期的な清掃や交換が必要です。
その他、スパークプラグやバッテリーの状態も燃費に影響を与えるため、定期的に点検を行いましょう。
おすすめのカスタムパーツ

MRワゴンは、シンプルなデザインとコンパクトなボディが特徴の軽自動車ですが、カスタムパーツを取り入れることで、より快適で個性的な車に仕上げることができます。
外観をスタイリッシュにしたり、車内環境を向上させたりするカスタムパーツはさまざまあります。
ここでは、MRワゴンのおすすめのカスタムパーツを紹介します。
エアロパーツ
エアロパーツは、MRワゴンの見た目をスポーティに仕上げるだけでなく、空気抵抗を減らして燃費の向上にもつながることがあります。
特に、フロントスポイラーやサイドスカート、リアウィングなどのパーツを装着すると、よりスタイリッシュな印象を与えられます。
また、エアロパーツはメーカー純正品から社外品まで幅広く販売されているため、自分の好みに合わせたカスタムが可能です。
ただし、あまり大きなエアロパーツを装着すると車高が低くなり、段差などで擦りやすくなるため注意が必要です。
エアコンフィルター
エアコンフィルターは、快適な車内環境を維持するために欠かせないパーツです。
特に、中古のMRワゴンを購入した場合、エアコンフィルターが汚れている可能性があるため、交換することで車内の空気が清潔になり、快適なドライブを楽しめます。
また、花粉やPM2.5などの微粒子を除去できる高性能なフィルターも販売されており、アレルギー対策としても有効です。
交換作業は比較的簡単で、DIYでも対応できるため、コストを抑えながらメンテナンスが可能です。
シートカバー
シートカバーは、車内の雰囲気を手軽に変えられるカスタムパーツの一つです。
汚れや傷からシートを保護する役割もあり、中古車のMRワゴンを購入した場合でも、新しいシートカバーを装着することで車内をリフレッシュできます。
また、デザインや素材のバリエーションが豊富で、レザー調やファブリック素材など、好みに合わせて選ぶことができます。
冬場には保温性の高いシートカバー、夏場には通気性の良いメッシュタイプなど、季節に応じた選択も可能です。
フロアマット
フロアマットは、車内の汚れを防ぐだけでなく、デザインを一新するのにも役立ちます。
純正のフロアマットはシンプルなものが多いため、デザイン性の高いものや、掃除しやすいラバータイプのものに交換することで、より実用的になります。
また、防音効果のあるフロアマットを選べば、走行時のロードノイズを軽減できるため、静かな車内環境を作ることも可能です。
中古車の場合、前のオーナーが使用していたフロアマットが汚れていることもあるため、交換すると気持ちよく乗ることができます。
フォグランプ
フォグランプを装着すると、悪天候時や夜間走行時の視認性が向上し、安全性が高まります。
特に、霧や雨の多い地域で運転することが多い人にとっては、フォグランプの追加は有効なカスタムです。
また、LEDフォグランプに交換すると、消費電力を抑えつつ明るい光を確保できるため、エネルギー効率も向上します。
フォグランプの取り付けは専門的な作業が必要な場合もあるため、DIYで行う際は注意が必要ですが、ショップで取り付けを依頼すれば確実に安全なカスタムができます。
中古で購入する際の注意点

MRワゴンは中古市場でも比較的手に入りやすい軽自動車ですが、購入する際にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
年式や走行距離、車両の状態によっては、修理費用がかかる可能性もあるため、慎重に選びましょう。
ここでは、中古のMRワゴンを購入する際に注意すべきポイントを紹介します。
歴代モデルを調べる
MRワゴンは2001年に初代が発売され、3代目まで生産されました。
モデルによってデザインや性能、装備が異なるため、購入前に歴代モデルの特徴を把握しておくことが重要です。
例えば、2代目はシンプルで扱いやすい設計ですが、3代目は燃費性能が向上しているなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。
また、特定の年式に特有の不具合がある場合もあるため、口コミやレビューを参考にしながら、自分に合ったモデルを選ぶようにしましょう。
走行距離を確認する
中古車選びで特に重要なのが、走行距離の確認です。
一般的に、年間1万km程度の走行が標準とされ、それを大きく上回る場合はエンジンや足回りの消耗が進んでいる可能性があります。
ただし、走行距離が短ければ必ずしも良いというわけではなく、長期間放置されていた車はオイルの劣化やバッテリーの消耗が激しいこともあります。
適度にメンテナンスされながら使用されてきた車両を選ぶことが理想です。
事故歴や修復歴の確認
事故歴や修復歴のある車は、見た目が綺麗でもフレームや足回りにダメージが残っている可能性があります。
特に、フレーム(骨格部分)が損傷していると、走行時の安定性が損なわれることがあるため注意が必要です。
購入前に、車両の修復歴がないかを販売店に確認し、修理履歴がある場合はどの程度の修理が施されたのかを把握することが重要です。
また、修復歴を隠して販売されるケースもあるため、できるだけ信頼できる販売店で購入するのが安心です。
エンジンや車両の状態
エンジンや車両の状態は、中古車の寿命に大きく影響します。
試乗できる場合は、エンジンのかかり具合や異音の有無を確認し、スムーズに加速できるかチェックしましょう。
また、ボンネットを開けてオイル漏れや錆びの有無を確認することも重要です。
さらに、足回りのサスペンションやブレーキの状態も走行に影響を与えるため、異音や振動がないか注意深く観察しましょう。
保証やアフターサービス
中古車の購入後に万が一不具合が発生した場合に備えて、保証やアフターサービスの有無を確認しておくことが大切です。
販売店によっては、エンジンやミッションなどの主要部分に保証がついている場合もありますが、保証範囲が限られていることもあるため、事前に詳細をチェックしましょう。
また、購入後のメンテナンスや修理をどこで行うかも考慮し、アフターサービスが充実している販売店を選ぶと安心です。
MRワゴンの3代目は安く買える?

MRワゴンの3代目(2011年~2016年)は、中古市場で比較的安価に手に入れることができます。
理由としては、すでに生産終了していること、軽自動車の中でも特別な人気車種ではなかったことが挙げられます。
また、3代目はアイドリングストップ機能を搭載し、燃費性能が向上しているため、経済的な面でもメリットがあります。
ただし、購入時には走行距離や整備履歴を確認することが重要です。
年式が新しいとはいえ、発売から時間が経過しているため、バッテリーやサスペンションの劣化などには注意が必要です。
価格が手頃なため、初めて車を持つ人や、セカンドカーとして手軽に乗れる車を探している人にとって、3代目MRワゴンは狙い目の選択肢と言えるでしょう。
MRワゴンの試乗体験談

以前、中古車販売店でMRワゴンを見かけ、興味を持ったので試乗させてもらいました。
前から気になっていた軽自動車のひとつだったので、実際の乗り心地や使い勝手を確かめたかったのです。
まず、運転席に座ると視界は広めで、軽自動車らしいコンパクトなサイズ感がすぐに分かりました。
ただ、シートのクッションが少し薄く、長時間の運転には向かないかもしれないと感じました。
走り出してみると、街乗りには十分な加速力ですが、高速道路や坂道ではややパワー不足を感じます。
エンジン音も思ったより大きく、ロードノイズも気になりました。
一方で、小回りが利く点は魅力的でした。
狭い道でもスムーズにUターンでき、都市部での運転には向いていると思います。
ただし、後部座席と荷室のスペースは予想より狭く、大きな荷物を積むには工夫が必要そうです。
総合的に見て、普段の街乗りや短距離移動には十分な性能を備えているものの、高速走行や長距離移動には少し物足りなさを感じる車でした。
MRワゴンの欠点を総括
記事のポイントをまとめます。
- MRワゴンはコンパクトなデザインで都市部での運転には適している
- 燃費は一般的な軽自動車と比べて思ったよりも悪い
- 走行性能は街乗りには十分だが、高速走行では物足りなさを感じる
- 車内スペースは狭めで、大きな荷物や長時間の乗車には不向き
- 安全性能に不安を感じることがあり、特に古いモデルでは顕著
- 維持費は軽自動車にしてはやや高く、特に部品交換時に負担がかかる
- デザインが丸みを帯びており、古臭いと感じるユーザーも多い
- 内装はシンプルで時代遅れな印象を与えることがある
- MRワゴンは比較的小さいボディサイズで、安定性がやや劣る
- 走行中にエンジンやサスペンションから異音が発生する場合がある