エンジン内部の汚れを落とすためにフラッシングオイルを使おうか検討しているものの、本当に効果があるのか疑問ですよね。
ネット上には「フラッシングオイルは意味ない」という声もあるため、不安になる気持ちわかります。
特に高価な添加剤や特殊な手順を伴うことから、「本当に必要なのか」「逆効果ではないのか」と感じるのは自然なことです。
この記事では、「フラッシングオイルは意味ない」と言われる理由を冷静に整理しながら、実際の効果や注意点、賢い使い方について詳しく解説していきます。
フラッシングオイルを使うべきか迷っている方が、後悔のない選択をするためのヒントが詰まっています。
今すぐ使うべきか、それとも他の方法を選ぶべきか、明確な判断材料を得たい方にぴったりの内容です。
フラッシングオイルに対する疑問や不安をクリアにしたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
- フラッシングオイルの本当の効果と限界がわかる
- 使用すべきかどうかの判断基準が得られる
- 正しい使い方や注意点を具体的に学べる
- 自分に合った製品や代替方法を選べるようになる
フラッシングオイルは意味ないのか考察

フラッシングオイルは本当に必要なのでしょうか。
ネットでは「意味ない」という声もありますが、果たしてそれは本当なのか。
この記事では、フラッシングオイルの実態をわかりやすく解説していきます。
- フラッシングオイルとは
- 意味ないと言われる主な理由
- フラッシングオイルの効果
- フラッシングオイルのデメリット
- フラッシングオイルは新車に良くない?
- フラッシングオイルが逆効果な場合は?
- エンジンフラッシングで故障もある?
フラッシングオイルとは
フラッシングオイルとは、エンジン内部の汚れを落とすために使われる専用のオイルです。
通常のエンジンオイルでは落としきれないスラッジ(ヘドロのような汚れ)やカーボン(燃えカス)が、エンジンの内部にたまってしまうことがあります。
このような汚れはエンジンの動きを悪くし、燃費の悪化やエンジン音の増加など、車のパフォーマンスにも影響を与えることがあります。
フラッシングオイルは、オイル交換時にエンジン内に注入し、アイドリング(エンジンをかけたままの状態)を数分行うことで、内部の汚れを浮かせて落とします。
その後、古いオイルと一緒に汚れを排出し、新しいエンジンオイルに入れ替えることで、より清潔な状態でエンジンを動かすことができるのです。
車を長く快適に使うために、「エンジンの掃除」を目的として使われるのがフラッシングオイルなのです。
ただし、使い方やエンジンの状態によっては、効果が薄かったり、逆に悪影響を与えることもあるため、慎重な判断が必要です。
意味ないと言われる主な理由

フラッシングオイルは、エンジン内部をきれいにするための便利なアイテムですが、ネット上では「意味ない」といった意見も多く見られます。
なぜそうした声があるのか、その主な理由をひとつずつ見ていきましょう。
効果が実感しにくい
フラッシングオイルを使っても、走行中の体感として変化を感じにくいことがあります。
汚れが取れてもエンジンの音や走りにすぐ反映されるとは限らず、「本当に効果があったの?」と疑問を持つ人が多いのです。
とくに比較的新しい車や、普段からオイル交換をきちんとしている車では、エンジン内部の汚れが少ないため、変化がわかりにくい傾向があります。
そのため、効果を感じられなかった人が「意味ない」と評価してしまうことが多いのです。
正しいやり方がわからない
フラッシングオイルは、正しい手順で使わないと効果が出にくく、逆にトラブルの原因にもなります。
たとえば、エンジンを十分に温めずに使ったり、必要以上にアイドリング時間を延ばしてしまったりすると、期待した清掃効果が得られません。
また、使用後のフラッシングオイルをきちんと排出しきれないと、新しいオイルに混ざり、性能を落とすこともあります。
こうした知識不足が原因で失敗し、「結局意味なかった」と感じる人が出てくるのです。
他のオイルで十分きれいに保てる
近年のエンジンオイルは高性能化が進んでおり、通常のオイル交換を定期的に行っていれば、エンジン内部をある程度清潔に保つことができます。
そのため、わざわざフラッシングオイルを使わなくても、エンジンの調子を維持できるという考え方もあります。
実際に、ディーラーや整備工場でもフラッシングをすすめない場合があり、普段のオイルメンテナンスができていれば不要という意見も一理あるのです。
こうした情報を知った人は、「フラッシングは意味ない」と感じてしまうのです。
無駄な出費になることがある
フラッシングオイルを使用すると、その分の費用がかかります。
一般的に、フラッシングオイル代と作業費を合わせて数千円程度の出費になりますが、効果を実感できなかった場合、「お金のムダだった」と感じる人も少なくありません。
さらに、エンジンに合わない商品を選んでしまった場合や、必要以上に頻繁に使ってしまうと、コストだけがかさんでしまうことになります。
その結果、費用対効果の低さから「意味がない」と判断されがちなのです。
口コミや体験談の悪評
ネットやSNSには、「フラッシングしても変わらなかった」「むしろ調子が悪くなった」といった口コミや体験談が多数投稿されています。
こうした情報は影響力が強く、実際に使ったことがない人でも「フラッシングは意味ないんだ」と思い込んでしまう原因になります。
特にトラブルの話や失敗談は注目されやすく、ネガティブな印象が広がりやすい傾向があります。
そのため、実際の効果以上に「意味ない」というイメージが先行してしまうのです。
フラッシングオイルの効果

フラッシングオイルには、さまざまな効果があります。
使い方を間違えなければ、エンジンの状態を改善し、車のパフォーマンス向上につながることもあります。
ここでは、代表的な5つの効果をわかりやすく解説します。
エンジン内部の汚れを落とす
フラッシングオイルの一番の目的は、エンジンの中にたまった汚れを洗い流すことです。
エンジンは長く使っていると、燃焼のカスや古くなったオイルの残りが内部にこびりついていきます。
この汚れがたまるとエンジンの性能が落ちてしまい、燃費や加速が悪くなることもあります。
フラッシングオイルは、その汚れを浮かせて、オイルと一緒に排出することで、内部をきれいに保つ手助けをしてくれるのです。
スラッジやカーボンの除去
スラッジとは、オイルが劣化して泥のようになったものを指します。
カーボンは、燃焼の際にできる黒いカスのことです。
どちらもエンジン内部にたまりやすく、放っておくと金属部分にこびりついて、パーツの動きを悪くしてしまいます。
フラッシングオイルは、これらの汚れをやわらかくし、溶かすようにして取り除く働きがあります。
そのため、スラッジやカーボンの蓄積による不具合を予防するのに役立つのです。
オイルの通り道をキレイにする
エンジン内部には、オイルが循環するための細い通路(オイルライン)があります。
この通路が汚れで詰まってしまうと、オイルがうまく行き渡らなくなり、潤滑や冷却の効果が落ちてしまいます。
フラッシングオイルは、こうした通路の内部を洗浄し、オイルの流れをスムーズにすることができます。
結果として、エンジン全体にオイルがしっかり行き渡り、部品の摩耗や熱の発生を抑える効果が期待できるのです。
オイル交換の効果を高める
フラッシングオイルを使ってから新しいオイルを入れると、より効果的にエンジンを保護できます。
通常のオイル交換では、古いオイルと一緒に一部の汚れが残ってしまうことがあります。
その状態で新しいオイルを入れても、すぐに汚れてしまい、本来の性能を発揮できません。
フラッシングオイルで内部をきれいにしておけば、新しいオイルの力をしっかり発揮できるので、オイル交換の価値がグッと上がるのです。
エンジンの動きをスムーズにする
エンジン内部が汚れていると、ピストンやバルブなどの動きが鈍くなり、本来の性能を発揮できません。
フラッシングオイルを使うことで、こうした可動部分の汚れを取り除き、動きをスムーズにすることが可能です。
その結果、エンジン音が静かになったり、走行時のレスポンスが改善されたと感じる人もいます。
車を快適に運転したい人にとっては、こうした滑らかなエンジン動作も大きなメリットになるでしょう。
フラッシングオイルのデメリット

フラッシングオイルには、エンジン内部をきれいにする効果がありますが、注意すべき点も存在します。
間違った使い方をすれば、逆にトラブルの原因になることもあるため、メリットと同時にデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
エンジン部品を傷める恐れがある
フラッシングオイルは強い洗浄力を持つため、長期間汚れがたまっているエンジンでは、急激な洗浄が逆にダメージを与えてしまうことがあります。
たとえば、スラッジが急に剥がれ落ちて、細い通路に詰まってしまうと、オイルがうまく流れず、部品の摩耗や焼き付きの原因になることもあります。
また、古い車や走行距離の多い車では、長年の汚れが保護膜のような役割を果たしていることもあり、それを急に取り除くと部品がむき出しになって傷みやすくなるのです。
そのため、使用の判断は慎重に行うべきです。
使い方を間違えると逆効果になる
フラッシングオイルは、正しい手順で使わなければ期待する効果が得られないばかりか、エンジンに悪影響を及ぼす場合があります。
たとえば、エンジンを十分に温めないまま使用したり、アイドリング時間を過剰にとってしまったりすると、汚れがうまく落ちなかったり、逆にエンジン内部を痛めてしまうことがあります。
また、フラッシングオイルをきちんと排出せずに新しいオイルを入れてしまうと、オイル性能が落ちたり、エンジンに負担をかける原因にもなります。
こうした間違いが逆効果を生むため、使用には正確な知識と手順が求められます。
環境負荷が心配されることも
フラッシングオイルは通常のエンジンオイルよりも強力な成分が含まれていることがあり、廃油として処理する際には適切な対応が求められます。
処分方法を間違えると、土壌汚染や水質汚濁といった環境問題を引き起こす恐れがあります。
また、フラッシングオイルを使うたびに追加のオイル交換が必要になるため、使用量も増え、その分だけ環境負荷も高くなります。
環境保護の観点から見れば、むやみに使用するのではなく、本当に必要な場面だけに限定することが大切です。
一時的な効果しか期待できない可能性
フラッシングオイルの効果は一時的なものである場合も多く、継続的にエンジンの状態を改善し続けるわけではありません。
一度の使用でエンジンが劇的に良くなることは稀で、元の状態に戻ってしまうことも少なくありません。
特に、日頃のメンテナンスを怠っている車では、一度のフラッシングだけでは根本的な改善にはならないこともあります。
このように、過度な期待を持って使用すると「思ったほど効果がなかった」と感じる結果になりやすいのです。
持続的な効果を得るには、定期的なメンテナンスとの併用が重要です。
誤った情報で過剰に使われがち
インターネットや動画サイトでは、「フラッシングでエンジンが新品同様に!」といった誇張された情報も多く見られます。
こうした情報をうのみにして、必要のない車にまで頻繁に使ったり、安易に自己判断で使用してしまうと、かえってエンジンに悪影響を及ぼすことがあります。
特に新車や高性能車では、むしろ使わない方が良いケースもあるため、誤情報には注意が必要です。
フラッシングオイルは「万能薬」ではないという前提を持ち、使用する際は車の状態や専門家の意見をしっかり確認することが大切です。
フラッシングオイルは新車に良くない?

新車の場合、エンジン内部はまだ汚れがほとんどたまっていない状態です。
そのため、フラッシングオイルを使う必要は基本的にありません。
むしろ、新しいエンジンに対して強い洗浄力を持つフラッシングオイルを使ってしまうと、本来不要な部分まで洗い流してしまい、エンジン保護のための皮膜を損なう恐れがあります。
新車はすでに精密な設計と高性能なエンジンオイルでしっかりと管理されているため、定期的なオイル交換だけで十分にキレイな状態を保てます。
万が一、過剰に洗浄すると、エンジンの寿命を縮めてしまう可能性もあります。
したがって、新車に乗っている場合は、あえてフラッシングオイルを使うよりも、取扱説明書やメーカーの指示通りにメンテナンスを行うことがもっとも安全で確実です。
フラッシングオイルが逆効果な場合は?

フラッシングオイルは、使い方や車の状態によっては逆効果になることがあります。
たとえば、長期間メンテナンスをしていなかった車や、走行距離が非常に多い車では、エンジン内部のスラッジや汚れがパーツの隙間を埋めていることがあります。
これを急に洗い流すと、今まで隠れていた傷やすき間が露出し、圧縮漏れやオイル漏れなどの不具合につながることもあります。
また、正しい手順を守らずに使った場合や、推奨されていないエンジンに使用した場合には、かえって性能を損なう恐れもあります。
フラッシングオイルを使う前には、現在のエンジンの状態を把握し、必要性を見極めることが重要です。
少しでも不安がある場合は、整備士などの専門家に相談することをおすすめします。
エンジンフラッシングで故障もある?

エンジンフラッシングは、適切に行えばエンジンを清潔に保つ手段となりますが、誤った使い方や車の状態によっては故障の原因になることがあります。
特に、古い車やメンテナンス履歴が不明な中古車でいきなりフラッシングを行うと、固着していた汚れが一気に剥がれ落ちて、細いオイルラインに詰まってしまうことがあります。
これにより、オイルの流れが阻害され、潤滑不良による焼き付きや、異音、パワーダウンといったトラブルが起こることもあります。
また、フラッシングオイルの成分によっては、ゴム製のシールやパッキンを劣化させてしまう可能性もあるため、結果的にオイル漏れが発生するケースもあります。
こうしたリスクを避けるためには、使用前にしっかりと車の状態をチェックし、慎重に判断することが大切です。
フラッシングオイルは意味ない?賢い使い方

「フラッシングオイルは意味がない」と感じる人がいる一方で、状況によっては大きな効果を発揮することもあります。
重要なのは、必要なタイミングと正しい方法で使用することです。
ここでは、どんな人にフラッシングオイルの使用が向いているのか、具体的に見ていきましょう。
- フラッシングオイルが向いている人
- 最強のフラッシイングオイル5選
- フラッシングオイルの使い方
- フラッシングの代わりとして使えるもの
- オイル交換のフラッシング料金目安は?
- フラッシングオイルは意味ないと思った話
フラッシングオイルが向いている人
フラッシングオイルを効果的に使えるかどうかは、車の状態や運転スタイルによって大きく左右されます。
すべての車に必要というわけではありませんが、特定の条件に当てはまる人にとっては、非常に役立つメンテナンス方法となります。
以下のようなケースに該当する方は、一度使用を検討してみても良いでしょう。
高走行距離の車を長く乗っている人
長年同じ車に乗り続けていて、すでに10万キロ以上走行しているような場合、エンジン内部には少しずつスラッジやカーボンがたまりがちです。
こうした汚れは放っておくと、エンジン性能の低下や燃費の悪化を招くこともあります。
このような高走行車にフラッシングオイルを使うことで、エンジン内部を一度リセットするような効果が期待できます。
ただし、状態によっては使用に注意が必要なので、事前の確認は欠かせません。
定期的なオイル交換ができていなかった人
オイル交換を何回か飛ばしてしまったり、推奨の走行距離を大きく超えてから交換している人は、エンジン内部に汚れが蓄積している可能性があります。
通常のオイル交換だけでは落としきれない汚れもあるため、フラッシングオイルで一度しっかり洗浄することで、エンジンの回復が期待できます。
ただし、蓄積しすぎた汚れが急に流れると詰まりを起こすこともあるため、車の状態を見ながら慎重に進めることが大切です。
エンジン内部の汚れやスラッジが気になる人
最近エンジン音が大きくなった、加速が鈍い、燃費が悪くなったといった症状が気になる場合、それはエンジン内部の汚れが原因かもしれません。
こうした症状が出てきたとき、フラッシングオイルを使って内部を洗浄することで、エンジンの本来の性能を取り戻す手助けになります。
ただし、目に見える部分ではないため、安易に使用せず、専門家の意見を聞いた上で判断すると安心です。
中古車を購入したばかりの人
中古車は前のオーナーがどのようなメンテナンスをしていたのか分かりにくく、エンジン内部に汚れが蓄積している可能性も否定できません。
そのため、購入後すぐにフラッシングオイルで内部を一度きれいにしておくと、今後のコンディション維持に役立ちます。
ただし、すでにエンジンがかなり古くなっている場合には、フラッシングによるリスクもあるため、整備工場で点検をしてから使用するのが理想です。
整備士や専門家の指示で使う人
自分で判断が難しいときは、プロの意見を参考にするのがもっとも安心です。
整備士やディーラーがフラッシングを勧めてくる場合は、車の状態や使用環境をふまえた上での判断であることが多く、信頼性も高いです。
特にエンジンに不調があるときや、定期点検で汚れが指摘されたときには、フラッシングオイルを導入するタイミングとして適しています。
専門家の指導のもとで使用することで、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。
最強のフラッシングオイル5選

フラッシングオイルを選ぶ際は、「洗浄力」「安全性」「扱いやすさ」に注目することが大切です。
ここでは、実績と信頼を兼ね備えた人気製品を5つ厳選して紹介します。
初心者でも使いやすいタイプから、プロ向けの高性能モデルまで幅広くピックアップしました。
WAKOS ワコーズ EF-OIL エンジンフラッシングオイル 3L E355
高性能な洗浄力と安定した品質が特長のフラッシングオイルです。
エンジン内部の汚れやスラッジを溶かして浮かせるタイプで、走行距離が多い車や古いエンジンに特におすすめです。
また、溶剤系ではなくベースオイルを使用しているため、シール類への負担が少なく、安全性も高い設計になっています。
「オイル交換前の下準備」として使えば、新しいオイルの性能を最大限に引き出す手助けになります。
WAKOS ワコーズ EF-OIL・W ウォータードレンプラス 3L E785
EF-OILに水分除去性能を加えた進化版のフラッシングオイルです。
エンジン内部に混入した水分を吸収して排出する特殊成分を含み、湿気が多い環境や短距離走行の多い車両に適しています。
もちろん、スラッジや汚れの除去性能も高く、オイルラインを清潔に保つ効果があります。
エンジン内部の「水分由来の劣化」が心配な方に最適な一本です。
カストロール フラッシングオイル/3L
老舗オイルブランド「カストロール」が手がけた、信頼性の高いフラッシング専用オイルです。
粘度が高すぎず、初心者でも扱いやすいのが特長です。
エンジン内部をやさしく洗い流すような処方で、オイルラインや金属表面にこびりついた軽度のスラッジや汚れを落とします。
過激すぎない洗浄力が魅力で、定期的なメンテナンスとして使いたい人に向いています。
ソフト99 フラッシングオイル 03112
手軽に使えるエントリーモデルとして人気の製品です。
短時間のアイドリングだけで使える設計になっており、工具なども不要で気軽にフラッシング作業を行えます。
内容量は少なめですが、その分コストパフォーマンスに優れ、軽自動車やコンパクトカーのメンテナンスに最適です。
「まず試してみたい」という初心者や日常的なケアに向いている一本です。
SUPER ZOIL スーパーゾイル FZ2000 フラッシングゾイル 2000ml
高い浸透力と潤滑性能をあわせ持つ、プロも使用する本格的なフラッシングオイルです。
エンジン内部のスラッジやカーボンをしっかり落としながら、金属表面に保護膜を形成して摩耗も防ぎます。
2Lというやや多めの容量で、普通車から大型車まで対応できる点も魅力です。
「しっかり洗浄して長く車を大切にしたい」という方にぴったりの製品です。
フラッシングオイルの使い方

フラッシングオイルの効果を最大限に引き出すためには、正しい手順で使用することがとても重要です。
間違った方法で使ってしまうと、逆にエンジンにダメージを与える可能性もあります。
ここでは基本的な使い方を5つのステップに分けてわかりやすく解説します。
エンジンオイルを抜く
まず最初に行うのは、古くなったエンジンオイルをしっかりと抜くことです。
車を水平な場所に停め、エンジンが冷めた状態でドレンボルトを外してオイルを排出します。
このとき、熱くなっていると火傷の危険があるので注意が必要です。
古いオイルには汚れや金属片が混ざっている場合があるため、完全に抜ききることが大切です。
排出後は、ドレンボルトを元通りに締めておきましょう。
フラッシングオイルを注入する
次に、フラッシングオイルをオイル注入口から注ぎ入れます。
使用量は車種や製品によって異なるため、説明書やパッケージの指示に従ってください。
必要以上に入れてしまうと圧力が上がりすぎたり、逆に足りないと効果が十分に発揮されなかったりします。
注入が完了したら、オイルキャップをしっかり閉めて準備完了です。
こぼした場合は、きれいに拭き取っておきましょう。
エンジンを低回転で数分間回す
フラッシングオイルがエンジン内部をきれいにするためには、エンジンを低回転でアイドリングさせる必要があります。
だいたい5〜10分程度、アイドリング状態を保ちます。
この間、アクセルを踏み込んだり高回転にしないように気をつけてください。
内部をやさしく洗浄することが目的なので、静かに回し続けるだけでOKです。
振動や異音がないかもあわせて確認しましょう。
フラッシングオイルを排出する
一定時間アイドリングしたら、フラッシングオイルを排出します。
ドレンボルトを再度外して、フラッシングオイルをしっかり抜き取ってください。
このときに出てくるオイルは、内部の汚れやスラッジを含んでいるため、真っ黒になっていることが多いです。
完全に抜けきるまで数分放置すると安心です。
オイルパンに溜まった残りのフラッシングオイルも忘れずに処理しましょう。
新しいエンジンオイルを入れて交換完了
最後に、新しいエンジンオイルを規定量注ぎ入れて作業完了です。
オイルフィルターも同時に交換しておくと、より高い洗浄効果が期待できます。
注入後はオイル量をゲージで確認し、エンジンをかけて再度チェックしましょう。
漏れがないか確認したら、安全な状態で走行可能になります。
これでエンジン内部はすっきりとリフレッシュされた状態になります。
フラッシングの代わりとして使えるもの

フラッシングオイルを使うことに不安がある場合や、もっと簡単で安全な方法を探している人には、代わりとなる手段もいくつか存在します。
ここでは、エンジンをきれいに保つための代替アイテムや方法を紹介します。
エンジンクリーナー
エンジンクリーナーは、フラッシングオイルの代わりにエンジン内部の汚れを落とすための添加剤です。
燃料タンクに入れるタイプやオイルと一緒に使うタイプなど、さまざまな種類があります。
洗浄力は製品によって差がありますが、フラッシングオイルほど手間がかからず、初心者にも使いやすいのが特徴です。
日常的なメンテナンスとして活用すれば、エンジン内のカーボンやスラッジの蓄積を抑える効果が期待できます。
高性能エンジンオイル
エンジンをきれいに保つためには、汚れを落とす力がある高性能なエンジンオイルの使用も効果的です。
清浄性や分散性に優れたオイルを選べば、走行中に自然と汚れを落としてくれる働きが期待できます。
特に、合成油やプレミアムグレードのオイルは、エンジン内のコンディション維持に役立ちます。
頻繁にフラッシングしなくても、良質なオイルを使うだけでエンジン内部の清浄状態を保つことが可能です。
コストはやや高めですが、長期的には安心です。
オイルフィルターのこまめな交換
オイルフィルターは、エンジンオイル内の汚れをキャッチする重要なパーツです。
このフィルターが汚れていると、せっかくのオイルも十分な性能を発揮できません。
こまめに交換することで、エンジンオイルの清浄効果を保ち、エンジン内部にスラッジやカーボンが溜まりにくくなります。
オイル交換2回に1回、もしくは1万kmごとの交換が目安とされています。
手軽にできるメンテナンスとして取り入れましょう。
定期的なオイル交換
最も基本的で確実なエンジン内部のケアは、定期的なオイル交換です。
エンジンオイルは時間とともに酸化し、汚れを含んで劣化します。
それを放置するとスラッジが溜まり、エンジン性能の低下や寿命の短縮につながります。
メーカーが推奨する交換時期を守ることはもちろん、走行距離や使用環境に応じて早めの交換を意識すると効果的です。
地道な習慣が、エンジンの健康を守ってくれます。
専門のエンジン内部洗浄サービス
プロの整備士による専門的なエンジン内部洗浄サービスも、フラッシングオイルの代替手段として選ばれています。
専用の機器や洗浄液を使ってエンジン内を徹底的にクリーンアップしてくれるため、一般的なオイルフラッシングよりも高い洗浄効果が見込めます。
価格は高めですが、確実性と安心感を求める人にはおすすめです。
特に長年乗っている車や、汚れがひどい中古車には高い効果を発揮します。
オイル交換のフラッシング料金目安は?

フラッシングオイルを使ったオイル交換の料金は、使用する製品やサービス内容によって異なりますが、おおよその目安は次の通りです。
市販のフラッシングオイルを自分で購入して使う場合、1本あたりの価格は1,000円〜3,000円程度が一般的です。
そこにエンジンオイル代と工賃が加わるため、トータルで5,000円〜10,000円前後が標準的な費用となります。
一方で、カー用品店や整備工場などでフラッシングサービスを依頼する場合は、使用する機材やオイルのグレードによって金額が上がり、10,000円〜15,000円ほどになることもあります。
高性能な機械式フラッシングを行う場合は、さらに費用がかかるケースもあります。
事前に料金を確認し、サービス内容と費用のバランスを見て選ぶことがポイントです。
フラッシングオイルは意味ないと思った話

筆者が初めてフラッシングオイルを使ったのは、親が乗っていた10年以上前の古い車です。
ネットで「エンジン内の汚れが落ちる」との評判を見て試したのですが、正直なところ、劇的な変化は感じられませんでした。
エンジン音や加速感も、普段のオイル交換と大差なく、「これ本当に意味あったのか?」と疑問に思ったのを覚えています。
親からも「何も変わらない」と言われ、知ったかぶりをした自分に恥ずかしくなりました。
当時はやり方も自己流で、正確な手順も知らずに使ったのが駄目だったかもしれません。
今思えば、やり方を間違えていたせいで効果が実感できなかったのだと感じています。
その経験から、フラッシングオイルは「使いどころ」と「正しい手順」がとても大事だと痛感しました。
正しく使わないと、本当に「意味ない」と思ってしまうものなんです。
フラッシングオイルは意味ないの総括
記事のポイントをまとめます。
- フラッシングオイルは正しく使わないと効果が実感しづらい
- ネットの口コミに「意味ない」という意見が多く見られる
- 汚れ除去やスラッジ対策には一定の効果が期待できる
- やり方を間違えるとエンジンに悪影響を与えるリスクがある
- 新車には使用を避けたほうがよいケースがある
- 高走行距離車や中古車には効果的なことが多い
- 定期的なメンテナンスの一環として使うのが理想的
- 他の手段でもエンジン内部の清浄はある程度可能
- 製品ごとに特徴があり、目的に応じた選択が重要
- フラッシングの費用や手間に見合うかを判断する必要がある

