寒い冬の朝や真夏の炎天下、車に乗った瞬間の「暑さ・寒さ」にストレスを感じた経験はありませんか?
時間に追われる日々の中、エンジンの暖機運転を待つのも手間に感じてしまいます。
こうした悩みを解消し、日々のドライブを快適にする手段として注目されているのが「エンジンスターター」です。
本記事では、エンジンスターターの基本機能から、メリット・デメリット、さらにはおすすめ製品や取り付け方法までをわかりやすく解説します。
特に、朝が忙しい方や寒暖差の激しい地域にお住まいの方には、大きな利便性をもたらす装備です。
ぜひ最後まで読み進めて、ご自身にとって本当に必要なアイテムかどうかを判断するヒントにしてください。
- エンジンスターターの仕組みと基本的な特徴がわかる
- 導入によるメリット・デメリットを具体的に理解できる
- 自分にとって必要かどうかを判断する基準が得られる
- おすすめ製品や取り付け方法を知って選択肢を広げられる
エンジンスターターは必要か考察

寒い冬や暑い夏、車に乗る前から快適な空間を作れるのがエンジンスターターです。
便利そうな一方で、本当に必要なのでしょうか?
実際に取り付ける前に、メリットとデメリットをしっかり理解した上で判断しましょう。
- エンジンスターターとは
- エンジンスターターのメリット
- エンジンスターターのデメリット
- エンジンスターターが車に悪いと言われる理由
- エンジンスターターは何年持つ?
- エンジンスターターだと鍵はどうする?
- エンジンスターターの通信距離はどのくらい?
エンジンスターターとは
エンジンスターターとは、車のエンジンを離れた場所からリモコンやスマートフォンで始動させるための装置です。
リモートエンジンスタートとも呼ばれ、最近では便利な機能として注目されています。
この装置を使えば、運転席に座らなくてもエンジンをかけられるので、エアコンを事前に作動させることが可能です。
たとえば、寒い冬の朝に暖房を入れておけば、車内がポカポカになります。
逆に夏の猛暑日には、クーラーをつけておくことで乗ったときに涼しい状態を作れます。
また、エンジンスターターは車に乗る準備時間を短縮できる点も特徴です。
フロントガラスの霜取りや車内温度調整のために、毎朝エンジンをかけに行く必要がなくなります。
最近ではスマートフォンと連携するタイプもあり、アプリを通じて遠隔操作ができる機種も増えています。
中にはGPS機能や通知機能がついており、操作状況や車の状態をスマホで確認することも可能です。
このように、エンジンスターターは「快適さ」と「時短」を叶える便利なカーアイテムですが、当然ながら注意すべき点もあります。
エンジンスターターのメリット

エンジンスターターを使うことで、日常のカーライフがより快適で効率的になります。
寒さや暑さのストレスを減らすだけでなく、時間や手間の節約にもつながる点が大きな魅力です。
寒い朝でもあたたかい車に乗れる
冬の朝、車に乗り込むと冷たいハンドルや凍ったフロントガラスにうんざりすることはありませんか?
エンジンスターターを使えば、出発前にエンジンをかけてヒーターを作動させておくことができます。
その結果、車内はすでに暖かく、霜や雪もある程度溶けているため、すぐに運転を開始できます。
凍える朝に外でエンジンをかける必要がないので、体への負担も減り、安全面にもつながります。
寒冷地に住んでいる方には特に大きなメリットとなるでしょう。
夏の車内が涼しくなる
真夏の炎天下に駐車していた車内は、まるでサウナのような暑さになります。
そんなときでもエンジンスターターがあれば、乗る前にエアコンを作動させておくことが可能です。
これにより、車内温度をあらかじめ下げておくことができ、汗だくになることなく快適に乗り込めます。
小さな子どもや高齢者を乗せる機会がある人には特に便利で、安全面でも安心できます。
暑さによるイライラや体調不良のリスクも軽減できる点は大きな利点です。
時間に余裕ができる
毎朝の出発前にフロントガラスの霜取りをしたり、車内の温度を調整したりする時間は意外とかかります。
エンジンスターターを活用すれば、そのような準備を事前に済ませることができます。
そのため、余計な手間が省け、時間に余裕をもって行動できるようになります。
特に、朝の準備が忙しいビジネスマンや子育て世代にとっては大きな助けとなるでしょう。
1日のスタートをスムーズに切るための頼れるサポート役といえます。
車が長持ちする可能性も
エンジンを始動してすぐに走り出すと、エンジン内部のオイルが十分に循環せず、部品に負担がかかることがあります。
エンジンスターターを使ってあらかじめエンジンを温めておけば、走行前にオイルがしっかり行き渡り、摩耗を抑えることができます。
これにより、エンジンの寿命が延び、結果的に車を長く使える可能性が高まります。
初期投資は必要ですが、長い目で見ればメンテナンス費用の節約にもつながるかもしれません。
スマホでラクに操作できる
最近のエンジンスターターには、スマートフォンと連携できるモデルが増えてきました。
専用アプリを使えば、車が見えない場所からでもエンジンを始動したり、停止したりすることが可能です。
操作も画面をタップするだけなので、誰でも簡単に使いこなせます。
また、一部の製品ではGPS機能やセキュリティ通知なども備えており、車の状態をリアルタイムで確認できる安心感もあります。
日々の便利さをさらに一歩進めた、現代的な機能といえるでしょう。
エンジンスターターのデメリット

便利なエンジンスターターにも、気をつけたいポイントがあります。
使い方や車種によっては、思わぬトラブルや負担が発生することもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
バッテリーに負担がかかる
エンジンスターターは、エンジンを遠隔で始動させるため、車のバッテリーを消費します。
特に冬場は気温が低く、バッテリーの性能が落ちやすいため、頻繁に使用するとバッテリーに負荷がかかりやすくなります。
その結果、バッテリーの寿命が短くなったり、突然エンジンがかからなくなることもあります。
もし古いバッテリーを使っているなら、使用前に点検や交換を考えた方が安心です。
使い過ぎには注意が必要なポイントです。
ガソリン代が少し増える
エンジンスターターでアイドリング状態を長く続けると、その分だけガソリンを消費します。
たとえば、毎日数分間の暖機運転を行っていれば、月間や年間で見るとガソリンの使用量が増えることになります。
これは小さな積み重ねですが、燃費を気にしている方にとっては気になる点かもしれません。
また、環境面でもアイドリングによる排出ガスが増えるため、意識して短時間で切り上げる工夫が求められます。
車の盗難リスクが上がる
エンジンスターターでエンジンをかけた状態の車は、キーがなくても動かせるように感じられがちです。
一部の古いモデルやセキュリティ対策が不十分な機種では、その隙を狙った盗難リスクが高まる場合があります。
近年の製品では安全機能が向上していますが、設定や使い方次第では油断できません。
特に人目の少ない場所や夜間の使用時には、防犯対策をしっかり講じておく必要があります。
取り付けに費用がかかる
エンジンスターターは本体の購入だけでなく、取り付けにも費用がかかります。
配線作業や車種ごとの調整が必要なため、専門業者に依頼することが一般的です。
そのため、合計で1万~3万円以上かかるケースもあり、気軽に導入できる金額とは言えません。
また、高機能モデルになると本体価格も高くなるため、予算とのバランスを考えて選ぶ必要があります。
一部の車種では使えない
すべての車がエンジンスターターに対応しているわけではありません。
特にハイブリッド車や一部の輸入車、高度なセキュリティシステムを搭載した車では、対応機種が限られる場合があります。
無理に取り付けると、車の電子制御に悪影響を与えることもあるため、注意が必要です。
購入前には、自分の車がエンジンスターターに対応しているか、必ず確認しましょう。
適合車種の情報は、メーカーの公式サイトや販売店で確認できます。
エンジンスターターが車に悪いと言われる理由

エンジンスターターは便利な反面、「車に悪いのでは?」と心配されることもあります。
実際に誤った使い方をすれば、車のパフォーマンスや寿命に悪影響を与える可能性もあるため注意が必要です。
バッテリーが弱りやすくなる
エンジンスターターはエンジンを動かすため、バッテリーの力を大きく使います。
特に気温が低い冬場は、バッテリーの性能が下がっていることが多く、そこに頻繁なエンジン始動が重なると、さらに消耗が激しくなります。
その結果、バッテリーが上がってしまうリスクが高まり、突然エンジンがかからなくなることもあります。
対策としては、定期的なバッテリー点検と、必要以上にエンジンスターターを使いすぎないことが大切です。
アイドリング時間が長すぎる
エンジンスターターを使って長時間アイドリングを続けると、エンジン内部に余分な燃焼ガスが溜まりやすくなります。
これによりエンジンの効率が悪化し、部品の劣化や燃費の低下を招く原因になります。
アイドリングは必要最低限の時間にとどめ、暖気運転を5〜10分程度に抑えることが望ましいです。
車をいたわる意味でも、長時間のアイドリングは避けた方が安心です。
エンジンオイルに負担がかかる
アイドリング中はエンジンが低回転で動作しているため、エンジンオイルの循環が不十分になることがあります。
この状態が長く続くと、エンジンオイルが劣化しやすくなり、本来の潤滑性能が弱まってしまいます。
その結果、エンジン内部の摩耗が進みやすくなり、トラブルや故障のリスクが高まります。
エンジンスターターを使う際には、定期的なオイル交換を心がけ、エンジンに無理をかけないようにすることが大切です。
セキュリティが弱くなる可能性
一部のエンジンスターターは、エンジン始動中に車のロックが解除されたり、キーが近くにない状態でも作動する仕組みがあります。
そのため、車上荒らしや盗難のリスクがわずかに高まる可能性があります。
最新モデルではセキュリティ対策が強化されていますが、設定ミスや取付け不備があると、その性能を十分に発揮できません。
導入の際は、信頼できる製品を選び、セキュリティ面のチェックも忘れずに行うことが重要です。
車検や保証に影響が出やすい
車種によっては、エンジンスターターの取り付けがディーラーの保証対象外となることがあります。
また、電装系に手を加えることで、車検時に不適合と判断されるケースもあるため注意が必要です。
特に新車購入時にディーラー保証が付いている場合は、取付け前に必ず確認しましょう。
後から「保証が無効になった」とならないためにも、信頼できる業者に依頼することが安心につながります。
エンジンスターターは何年持つ?

エンジンスターターの寿命は、一般的に5年から10年程度とされています。
ただし、この年数は製品の品質や使い方、車との相性、さらには取り付け方法によっても変わってきます。
たとえば、毎日使っていると部品の劣化が早まる傾向がありますし、雨や湿気が入りやすい環境で使用すると故障のリスクが高まります。
また、安価なモデルは耐久性がやや低い場合もあるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが長持ちのポイントです。
定期的な点検やメンテナンスを行い、異常があれば早めに対応することで、故障を未然に防ぐことができます。
万が一のトラブルに備えて、保証期間がしっかりしている製品を選ぶことも安心につながります。
エンジンスターターだと鍵はどうする?

エンジンスターターを使って車のエンジンをかけた場合でも、実際に車を動かすためには通常どおり鍵が必要です。
エンジンスターターはあくまでエンジンの始動だけを行うもので、ドアの解錠や走行には影響しません。
そのため、防犯面でも安心して使える仕組みになっています。
最近の車はスマートキーに対応しているため、エンジンスターター使用中でも、車に近づいてキーを持っていればドアが自動で開いたり、スムーズに走行へ移れるモデルもあります。
逆に言えば、キーが車内にないとシフトを動かすことができず、安全装置が働いてエンジンはかかっていても車は発進できません。
このように、鍵の役割は引き続き重要ですので、エンジンスターター使用時でも携帯を忘れないようにしましょう。
エンジンスターターの通信距離はどのくらい?

エンジンスターターの通信距離は、モデルによって異なりますが、おおよそ250メートルから500メートル程度が一般的です。
標準的なリモコンタイプのモデルでは、家の中や職場の休憩室など、少し離れた場所からの操作が可能です。
高性能なタイプでは、市街地で300メートル前後、障害物が少ない開けた場所では1キロメートル以上の通信ができる機種もあります。
また、スマートフォンアプリと連動するタイプであれば、インターネット経由で遠隔操作ができ、理論上はどこからでもエンジンをかけることが可能です。
ただし、ビルの陰や地下駐車場では通信が届きにくくなるため、使用環境も考慮して選ぶことが大切です。
自分のライフスタイルに合った通信距離のモデルを選ぶことで、ストレスなく快適に使えます。
エンジンスターターは必要か判断基準

エンジンスターターは便利な反面、すべての人にとって必要な装備とは限りません。
ここでは、自分にとって本当に必要かどうかを見極めるための判断材料として、「どんな人に向いているか」を詳しく紹介します。
ライフスタイルや住環境に合わせて、導入の是非を考えてみましょう。
- エンジンスターターが向いている人
- エンジンスターターのおすすめ5選
- エンジンスターターの取り付けは自分でできる?
- エンジンスターターの後付費用はいくら?
- オートバックスでも取り付け可能?
- エンジンスターターの体験談
エンジンスターターが向いている人
エンジンスターターは、特定の条件や生活スタイルに合っている人にとって、日常の快適さを大きく高めてくれるアイテムです。
以下のようなタイプの人には、特におすすめといえます。
寒い地域に住んでいる人
冬の冷え込みが厳しい地域では、車に乗り込むときの寒さが大きなストレスになります。
フロントガラスの凍結や、エンジンが温まるまでの時間を考えると、朝の準備に余裕が必要になります。
エンジンスターターがあれば、自宅からエンジンをかけて暖房をスタートできるため、凍ったガラスの解氷作業も不要になり、すぐに快適な車内へ乗り込めます。
寒冷地では大きな時短と快適さのメリットが得られるため、非常に重宝するアイテムです。
朝が忙しい人
毎朝の準備に追われている人にとって、車に乗る前のひと手間は大きな負担になります。
エンジンスターターがあれば、外に出る前にエンジンをかけて暖房や冷房をスタートできるので、乗車後すぐに快適な状態で出発できます。
時間を効率的に使えるため、子どもの送り迎えや通勤時間の余裕も生まれます。
バタバタしがちな朝のルーティンを少しでもスムーズにしたい方には、まさにピッタリの装備といえます。
子どもや高齢者を乗せる人
体温調整が難しい子どもや高齢者は、暑さや寒さにとても敏感です。
真冬の冷たい車内や、真夏の蒸し風呂のような空間に乗せるのは、健康面でも心配がつきものです。
エンジンスターターがあれば、出発前にエアコンを効かせて車内を快適な状態に整えておけるため、大切な家族を安心して乗せることができます。
移動中の体調トラブルを防ぐためにも、安全性を重視する方に適しています。
屋外駐車の人
屋外に車を停めていると、天候の影響を直接受けやすくなります。
真夏には車内がサウナ状態になり、真冬にはシートやハンドルが冷え切ってしまいます。
こうした環境でもエンジンスターターがあれば、乗車前にエアコンで温度調整ができるため、ストレスなく乗車可能です。
車庫がない場合や、集合住宅の駐車場に停めている方には、屋内駐車の不便さを補う便利な味方になります。
車の快適機能にこだわる人
ドライブをより快適に楽しみたいという方にとって、エンジンスターターは非常に魅力的なアイテムです。
冷暖房を乗車前に作動させられることで、乗った瞬間から理想の車内環境を実現できます。
最新のモデルではスマホ操作も可能で、遠隔でエンジンをかけたり、タイマー設定ができるなど、利便性がどんどん向上しています。
車の中を「もうひとつの生活空間」として快適に保ちたい方にとって、満足度の高い装備となるでしょう。
エンジンスターターのおすすめ5選

エンジンスターターを選ぶ際には、対応車種や機能、信頼性を重視することが重要です。
ここでは、特に評価が高く、コストパフォーマンスに優れた5機種を厳選しました。
カーメイト TE-W5200A
エントリーモデルながらアンサーバック(操作応答)機能搭載で、価格は約1万3000円前後と、とても魅力的です。
大きなボタン&LED・音のシンプルな応答で視認性が高く、夜間も見やすい設計です。
本体ユニットにアンテナが内蔵されており、ダッシュボード周りがすっきり。
最大2.5 km(見通し)の通信距離で、実用範囲は市街地で500 m程度。
CR2025電池×2で軽量、平均的な使用なら電池交換頻度も少なめです。
カーメイト TE-W80PSB
プッシュスタート車専用に設計され、スマートキー付き車でも互換性に優れています。
アンサーバック対応で、ボタン操作後すぐに応答が返ってくる安心設計です。
価格は約2.5万円と、中級モデルに位置します。
車種ごとの互換性・セキュリティ強化機能が充実しており、スマートキー車におすすめです。
ユピテル VE-E6610st
液晶グラフィックと音階ブザーによるアンサーバックで操作が直感的にわかりやすい本格派。
ターボタイマー標準装備で、エンジン冷却にも配慮しています 。
また防滴リモコン、内蔵アンテナ式ジャンクションユニット搭載で車内はスッキリ。
通信距離は実用で300〜1200 mと広く、3年保証付きで安心の国産品質です。
価格帯は1.5万円前後とコスパも良好。
ユーザーレビューからは「コンパクトで使いやすい」との声が多数上がっています 。
ユピテル VE-E7710st
VE‑E6610stの上位版モデルで、通信距離や操作感が向上。
アンサーバック対応ながら、より高品質なリモコン設計が特徴です。
価格は約2万円前後で、バランスの良い中堅モデルです。
コムテック WR530
アンサーバック対応の双方向通信タイプで、ターボタイマー機能も搭載し長時間アイドリングにも対応可能。
車検対応設計で安心して使用できる一台です。
価格は3万円以上するため、と少し高めとなりますが、機能重視派におすすめできます。
エンジンスターターの取り付けは自分でできる?

エンジンスターターの取り付けは、ある程度の電装知識や車両構造への理解があれば自分でも可能です。
ただし、配線の知識や車種ごとの取り付け仕様を理解していないと、誤配線や不具合の原因になることもあります。
特にプッシュスタート車やスマートキー車は、専用の接続ユニットやCAN-BUS対応の知識が必要となり、初心者にはハードルが高いと感じるかもしれません。
また、安全性の観点からも、誤った取り付けは車両の誤作動や電装系の故障につながる恐れがあります。
一部の製品では、メーカー公式サイトで車種別の取り付けマニュアルが公開されていることもあり、経験者であれば挑戦する価値はあります。
しかし確実な動作を望むなら、専門のカー用品店や整備工場に依頼するのが安心です。
エンジンスターターの後付費用はいくら?

エンジンスターターを後付けする場合、製品本体の価格に加えて、取り付け工賃が発生します。
製品本体は機能やブランドによって差がありますが、安いもので7,000円程度、高機能なものだと2万〜3万円以上することもあります。
一方、取り付け工賃は店舗や車種によって変わりますが、おおよそ8,000円〜20,000円ほどが相場です。
特にプッシュスタート車やハイブリッド車の場合は、配線作業が複雑になるため、工賃が高くなる傾向にあります。
また、別売りのハーネスや中継アダプターが必要になるケースもあり、トータルで3万円〜5万円程度の予算を見ておくと安心です。
取り付け費用は、事前に店舗で見積もりを取っておくことをおすすめします。
オートバックスでも取り付け可能?

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも、エンジンスターターの取り付けを行っています。
製品の購入と取り付けをセットで対応してくれるため、カー用品に不慣れな方でも安心して依頼できます。
取り扱いメーカーも豊富で、カーメイトやユピテルなどの主要ブランドを選ぶことが可能です。
車種によっては専用のハーネスや取り付けキットが必要な場合もあるため、車検証を持参して相談すると確実です。
取り付け工賃は車種によって異なりますが、5,000円〜1万円円前後が目安。
エンジンスターター選びから設置まで一括で依頼したい方にとって、カー用品店での取り付けは非常に便利な選択肢と言えるでしょう。
エンジンスターターの体験談

筆者の友人がエンジンスターターを取り付けたときの話です。
彼は寒い冬の朝、車に乗り込むたびにシートが冷たく、エンジンの温まりも遅いことに悩んでいました。
そこで、もっと快適に車を使いたいと思い、エンジンスターターの導入を決意したそうです。
最初は自分で取り付けようと説明書を見ながら挑戦したものの、配線や設定が思った以上に難しく、途中で断念。
最終的にはオーソドックスに依頼して、プロに取り付けてもらったそうです。
エンジンスターターを使い始めてからは、出発前にエンジンをかけておくことで車内があたたまり、朝の準備がスムーズになったとか。
「もう元には戻れない」と笑って話していたのが印象的でした。
時間にも心にも余裕ができ、車の快適さが格段に上がったと満足しているようです。
筆者は車が壊れそうでエンジンスターターに踏み切れませんが、彼の話を聞いて少しうらやましくなりました。
エンジンスターターは必要か総括
記事のポイントをまとめます。
- エンジンスターターは離れた場所からエンジンを始動できる装置
- 冬は車内を暖め、夏は冷やして快適に出発できる
- 忙しい朝でも出発準備に余裕ができる
- スマートフォンで操作できる製品も増えている
- バッテリーやガソリンに多少の負担がかかる可能性がある
- セキュリティリスクや車種制限があるため注意が必要
- エンジンスターターの寿命はおおむね5〜7年が目安
- 通信距離は機種により異なり数百メートル〜数キロに及ぶ
- 寒冷地や屋外駐車では特に導入のメリットが大きい
- 自分での取り付けは難しく、専門店での依頼が無難

