車でスマホを使いたいと思ったとき、必ず話題に上がるのがスマホホルダーの設置です。
しかし、「車にスマホホルダーはいらない」という意見も見かけることがあるため、設置すべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
せっかくスマホホルダーをつけたのに、後から失敗したとは思いたくないですよね。
そこで本記事では、スマホホルダーを車に取り付けるメリットとデメリットをわかりやすく整理しています。
さらに、スマホホルダーがいらないと考える人の意見や、代用品、賢い選び方についても詳しくご紹介。
記事を読むことで、自分にとって本当にスマホホルダーが必要なのか、それとも別の選択肢があるのかを明確に判断できるようになります。
ぜひ最後まで読み進めて、スマホホルダーの必要性や、あなたにとって最適な方法を見つけてください。
- スマホホルダーの必要性を客観的に判断できる
- 設置のメリット・デメリットを具体的に理解できる
- 違反にならない安全な設置場所がわかる
- 自分に合ったスマホホルダーや代用品を選べる
車にスマホホルダーはいらないのか考察

車にスマホホルダーを取り付けるべきか悩む人は多いですよね。
ここでは、ホルダーの必要性を整理しながら、設置するメリットとデメリットを詳しく考えていきます。
- 車にスマホホルダーを設置するメリット
- 車にスマホホルダーを設置するデメリット
- 車にスマホホルダーはいらない人の意見
- 車のスマホホルダーになる代用品
車にスマホホルダーを設置するメリット

スマホホルダーには、運転中の便利さや安全性を高める効果があります。
まずは、設置することで得られるメリットについて順番に見ていきましょう。
画面が見やすくなる
スマホホルダーを使うと、運転中でも画面をチラッと確認しやすくなります。
ナビアプリを使うとき、手元に置いていると視線の移動が大きくなって危険ですが、ホルダーなら自然な目線の動きで地図を確認できます。
無理に手を伸ばす必要もなく、進行方向に注意を向けたまま操作できるので、運転中の負担がぐっと軽くなります。
特に長距離ドライブや初めての道を走るときには、スマホホルダーがあるだけで安心感が違います。
両手が使えるから安全
運転中にスマホを手に持つのはとても危険ですし、道路交通法にも違反する行為です。
スマホホルダーを使えば、手で持たなくてもスマホを見たり操作したりできるので、両手をしっかりハンドルに添えたまま運転ができます。
結果的に安全性が高まり、事故のリスクも減らせます。
急な通話にも、ホルダーに設置しておけばサッと対応できるため、運転中のストレスもかなり軽減されます。
通話や音声操作がしやすい
スマホホルダーを使うと、ハンズフリー通話や音声アシスタントの操作がぐっと楽になります。
ポケットやシートの隙間にスマホがあると、音声を拾いにくかったり、声が届かなかったりしますが、ホルダーに固定しておけばマイクとスピーカーの位置が安定し、クリアな通話が可能です。
また、音声操作もスムーズになり、目的地の検索やメッセージ送信も、運転中に安全に行えるようになります。
配線がすっきりまとめられる
スマホホルダーを使うと、充電ケーブルやオーディオケーブルなどの配線をすっきりまとめることができます。
スマホをそのまま置いておくと、ケーブルがシフトレバーやエアコン操作の邪魔になることもありますが、ホルダーに固定すれば配線もまとめやすく、見た目も機能性も向上します。
車内がごちゃごちゃしないので、運転に集中しやすくなり、快適なドライブ環境を整えられます。
多くの車種で使える
スマホホルダーには、エアコン吹き出し口タイプやダッシュボード設置タイプなど、さまざまな種類があり、ほとんどの車種に対応しています。
サイズ調整ができるモデルも多く、大きめのスマホでもしっかり固定できます。
車ごとに合う製品を選びやすく、買ったけど使えなかったという失敗も少ないのが魅力です。
複数台の車を使う人でも、付け替えて使える汎用性の高さが助かります。
車にスマホホルダーを設置するデメリット

スマホホルダーには便利な面が多い一方で、注意しておきたいデメリットもあります。
設置する前に、どんなリスクがあるのかもきちんと理解しておきましょう。
運転中の視界が狭くなる
スマホホルダーを設置すると、運転中の視界を邪魔してしまうことがあります。
特にダッシュボードの上やフロントガラスに付けるタイプは、少しのずれでも死角を作る原因になりかねません。
交差点や合流地点での確認が遅れると、事故のリスクが高まります。
安全運転を心がけるためには、視界を妨げない場所に取り付ける工夫が必要です。
設置位置をよく考えないと、便利さよりも危険が増すことになりかねません。
落ちる・ズレることがある
スマホホルダーは、しっかり取り付けたつもりでも、道路の段差や急ブレーキなどで落下したりズレたりすることがあります。
特に吸盤タイプは、時間がたつと吸着力が弱まってしまうことがあり、走行中にスマホが落ちてしまうとびっくりしてしまいます。
落ちたスマホを拾おうとすると運転に集中できず、大きな事故にもつながりかねません。
信頼できるホルダー選びと、定期的な取り付けチェックが必要です。
内装に跡や傷が残る
スマホホルダーの取り付けには、吸盤や両面テープ、クリップなどが使われることが多いです。
しかし、これらが原因でダッシュボードやエアコン吹き出し口に跡や傷が残ることがあります。
特に高温になる夏場は、吸盤跡が消えにくくなったり、内装の素材が劣化することも。
愛車をきれいに保ちたい人にとっては大きな悩みのタネになりがちです。
取り付け場所や素材選びに十分注意したいところです。
見た目がダサい可能性
どんなに便利でも、スマホホルダーのデザインによっては車内の雰囲気を損なってしまうことがあります。
特に安価なホルダーは、色や形がチープだったり、目立ちすぎたりして、せっかくのおしゃれな内装に合わないことも。
車にこだわりを持つ人にとっては、見た目のバランスを崩すアイテムは避けたいところです。
デザイン重視で選ばないと、「便利だけどダサい」という残念な結果になってしまうかもしれません。
見た目がごちゃごちゃする
スマホホルダーだけでなく、充電ケーブルやアクセサリー類も合わせて設置すると、車内が一気にごちゃごちゃして見えることがあります。
特に小型車の場合、限られたスペースにいろいろ詰め込むと、圧迫感を感じやすくなります。
スマホをすぐ使える位置に置きたい一方で、整理整頓ができていないと運転の集中力にも悪影響が出る可能性があります。
スマートな車内環境を保つには、見た目のバランスも大切です。
車にスマホホルダーはいらない人の意見

スマホホルダーを使うメリットは多いものの、「いらない」と考える人もいます。
ここでは、実際にホルダーを使わない理由や、その背景にあるリアルな声を紹介します。
見た目がダサい
車の内装に強いこだわりを持っている人にとって、スマホホルダーは邪魔な存在に感じられることがあります。
どんなに機能的でも、デザインや質感が車のインテリアと合わないと、一気に「ダサい」と思ってしまうのです。
特にシンプルで統一感のある内装を好む人には、ホルダーが異物のように見えてしまい、取り付けること自体に抵抗を感じる場合もあります。
スマホに気を取られて危険
スマホホルダーにスマホを固定していても、つい画面に意識が向いてしまい、運転に集中できなくなる危険性があります。
ナビや音楽操作だけにとどまらず、通知やメッセージに気を取られると、一瞬の油断が事故につながることも。
運転中はできるだけ視線を動かさず、周囲の状況に集中するべきだと考える人にとって、ホルダーはむしろリスクを増やす存在になってしまいます。
ホルダーからよく落ちる
スマホホルダーは、種類や設置場所によっては固定力にばらつきがあります。
走行中の揺れや振動でスマホがホルダーから外れてしまうことも珍しくありません。
一度落ちると拾うために手を伸ばしたり、運転の姿勢が乱れたりして非常に危険です。
こうしたリスクを考えると、「落ちるくらいなら最初から付けないほうが安全」と判断する人も多いのです。
内装に跡や傷が残る
スマホホルダーを設置するときに使う吸盤や粘着テープは、取り外すときに内装に跡が残ることがあります。
特に高温になる夏場は、跡がこびりついて取れにくくなることもあり、車をきれいに保ちたい人には大きなストレスです。
細かい部分にまで美しさを求める人にとっては、少しでも車を傷つける可能性のあるアイテムは避けたい存在となります。
売却時の処分に困る
車を手放すとき、スマホホルダーの取り外しや、残ってしまった跡の処理に困るケースもあります。
吸盤跡を消すために特別なクリーナーが必要だったり、ダッシュボードに残った粘着跡を完全に取り除けなかったりすると、査定に悪影響を与える可能性も。
売却や下取りをスムーズに進めたいと考える人にとっては、スマホホルダー自体が「余計なトラブルのもと」と感じられることもあるのです。
車のスマホホルダーになる代用品

「スマホホルダーはいらないけど、スマホの置き場には困る…」そんなときは、代用品を使うという選択肢もあります。
ここでは、100均でも買えるような、手軽に用意できる代用品を紹介します。
滑り止めシリコンマット
滑り止めシリコンマットは、ダッシュボードに置くだけでスマホをしっかり固定できる便利なアイテムです。
吸盤や粘着テープを使わないので、車の内装を傷つける心配がありません。
また、取り外しも簡単で、スマホ以外に小物もまとめて置けるため、車内をスッキリ保てるのが魅力です。
ただし、急ブレーキ時やカーブの多い道では滑ることもあるので、平坦な道中心の人に特に向いています。
マジックテープ
マジックテープを使えば、スマホをしっかりと好きな場所に固定できます。
スマホケースの裏やダッシュボードにマジックテープを貼り付けるだけで、簡単に着脱できるシステムが作れます。
固定力も意外と強く、少しの振動ならスマホがずれる心配も少ないです。
ただし、粘着シールを使うため、取り外す際に跡が残らないよう注意が必要です。コストを抑えたい人にはぴったりの方法です。
洗濯ばさみ&ゴムバンド
家にあるもので手軽に作れる代用品が、洗濯ばさみとゴムバンドを使ったスマホスタンドです。
エアコンの吹き出し口などに洗濯ばさみを取り付け、そこにゴムバンドでスマホを固定するだけ。
工夫次第で角度調整もでき、コストはほぼゼロ。
応急的な対策としては非常に優秀ですが、見た目や耐久性に難があるため、あくまで「とりあえず使いたい」というシーン向きです。
粘着ジェル&スマホケース
粘着ジェルと専用のスマホケースを組み合わせる方法もあります。
ジェルシートをダッシュボードに貼り付け、そこにスマホケースをペタッと押し付けて固定するだけの簡単設置。
何度でも貼り直しができるため、位置を微調整したい人にもおすすめです。
ただし、ジェルの粘着力はホコリや汚れに弱いため、こまめな掃除が必要です。
気軽に試せる上に、車内をすっきり見せやすいのも魅力です。
クリップ式スマホスタンド
クリップ式スマホスタンドは、強力なクリップでスマホをがっちり挟み込むタイプの代用品です。
エアコンの吹き出し口やダッシュボードの縁に取り付けられるものが多く、工具なしで簡単に設置できます。
コンパクトなデザインのものが多く、見た目も比較的スマートにまとまります。
ただし、クリップのサイズや形によっては、車種によって取り付けづらいこともあるので、選ぶときには注意が必要です。
車にスマホホルダーはいらない?賢い選び方

「スマホホルダーはいらない」という意見もある中で、実際に自分には必要なのか迷っている方も多いでしょう。
ここでは、後悔しないための賢い選び方について詳しく解説していきます。
- スマホホルダーが必要になるシーン
- スマホホルダーのおすすめメーカー5選
- スマホホルダーのおすすめ場所
- スマホホルダーの違反位置はどこ?
- スマホホルダーでエアコンの吹き出し口が動く?
- 車のスマホホルダー体験談
スマホホルダーが必要になるシーン
スマホホルダーは、すべての人にとって必要なアイテムではありません。
しかし、ある特定のシーンでは、運転の安全性や快適性を大きく向上させる存在になります。
どんなときにホルダーが役立つのか、具体的に見ていきましょう。
ナビアプリを頻繁に使うとき
知らない道を走るときや旅行先では、スマホのナビアプリが欠かせない存在になります。
このとき、スマホホルダーがないと、スマホを手に持ったり膝に置いたりして確認する必要があり、非常に危険です。
ホルダーを使えば、視線の移動を最小限に抑え、スムーズにナビをチェックできるため、安全運転にもつながります。
頻繁にナビアプリを使うなら、ホルダーの使用はほぼ必須といえるでしょう。
ハンズフリー通話をよく使うとき
運転中に着信があった場合、スマホを手に取ることは道路交通法違反にもなります。
そんなとき、ホルダーにスマホを固定しておけば、音声操作で着信に対応したり、Bluetooth機器と連携してハンズフリー通話が可能になります。
ビジネスでの連絡が多い人や、家族とのやりとりが頻繁な人には、ホルダーを活用することで安全かつスムーズに対応できるメリットがあります。
スマホで音楽を流したい
ドライブ中にスマホで音楽を楽しみたい人にも、スマホホルダーは便利なアイテムです。
プレイリストを選んだり、再生・停止操作をする際に、スマホが手元に固定されていれば操作が簡単です。
ホルダーがないと、置き場所を探しているうちに気を取られてしまい危険です。
快適なカーオーディオ環境を作るためにも、スマホホルダーは強い味方となります。
複数人で車を使う
家族や友人と車を共有している場合、スマホの置き場所に困ることが増えます。
それぞれが自分のスマホを持ち込み、ナビや音楽操作をするときに、ホルダーがあるとすぐにセットできてとても便利です。
また、充電ケーブルの取り回しも整理しやすくなり、車内がごちゃつきにくくなります。
複数人で使うシーンが多いなら、ホルダーはトラブル防止にも一役買ってくれるでしょう。
スマホが滑りやすい車
ダッシュボードの素材によっては、スマホをそのまま置いておくと、少しのカーブやブレーキでも滑り落ちてしまうことがあります。
滑りやすい内装の車に乗っている場合、スマホホルダーを使わないと落下や破損のリスクが高まります。
ホルダーがあれば、スマホをしっかり固定できるため、運転中のストレスも大幅に軽減されます。
内装の特性に合わせてホルダーを選ぶことが重要です。
スマホホルダーのおすすめメーカー5選

スマホホルダーを選ぶ際、信頼できるメーカーの製品を選ぶことは、使い勝手や安全性に直結します。
ここでは、特に評価の高い5つのメーカーをご紹介します。
Andobil(アンドビル)
Andobilは、耐久性と安定性に優れたスマホホルダーを提供するブランドです。
特に、アルミ合金と高品質なテフロン樹脂を使用したクリップは、従来型よりも耐久性が向上しています。
また、クリップの先端にはシリコン製クッションが設置されており、エアコンの吹き出し口を傷つけることなくしっかりと固定できます。
これにより、どんな道でもスマホが落ちる心配がありません。
ELECOM(エレコム)
ELECOMは、使いやすさと機能性を兼ね備えたスマホホルダーを展開しています。
ゲル吸盤を採用したモデルは、車のダッシュボードにしっかりと固定でき、繰り返し貼り替えることも可能です。
また、ワンタッチでスマートフォンの取り外しができる機能や、360度回転するボールジョイントを採用しており、自由な角度に調整できます。
手帳型ケースをつけたスマートフォンにも対応しており、幅広いユーザーに適しています。
Kaedear(カエディア)
Kaedearは、バイク用スマホホルダーで培った技術を車載用にも応用しているブランドです。
特に「クイックホールド」シリーズは、片手でスマートフォンの着脱が可能な設計で、使い勝手が抜群です。
また、振動吸収機能を備えたモデルもあり、走行中のスマホの安定性を高めています。
アルミホールド構造により、耐久性も高く、長期間の使用にも耐えられます。
カーメイト(CARMATE)
カーメイトは、日本のカー用品メーカーとして、信頼性の高いスマホホルダーを提供しています。
吸盤式のモデルは、片手でスマートフォンを素早く着脱できる設計で、角度調整範囲も広く、画面を見やすい位置に調整できます。
また、スマートフォンの重量化やワイヤレス充電の普及といったトレンドに対応した製品も展開しており、ホールド力を従来品比で約130%に強化したモデルもあります。
セイワ(SEIWA)
セイワは、50年以上の実績を持つ国内カー用品メーカーで、スマホホルダーにも定評があります。
特に、コイル感知センサーでアームが自動でスマホをホールドする無線充電可能なモデルは、QC入力だけでなくUSB PDにも対応しており、最大15Wの高速充電が可能です。
また、車のエンジンを切った後でもアームのホールドを開放できる予備電源搭載モデルもあり、使い勝手に優れています。
スマホホルダーのおすすめ場所

スマホホルダーを設置する場所によって、運転のしやすさや安全性は大きく変わります。
ここでは、実際に使いやすいと評判の高い取り付け位置について、それぞれのメリットと注意点を紹介します。
ダッシュボードの上
ダッシュボードの上は、多くのドライバーに人気の設置場所です。
視線移動が少なく、ナビ画面などを素早く確認できるため、安全運転に貢献します。
また、ゲル吸盤式のホルダーであれば、取り付けも簡単で安定性も十分です。
ただし、ダッシュボードの素材によっては吸盤が付きにくい場合もあるため、事前に確認が必要です。
さらに、直射日光を受ける位置になるため、スマホ本体の熱暴走にも注意しましょう。
エアコンの吹き出し口
エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプは、ドライバーにとって最も自然な目線に近い場所を確保できます。
また、エアコンの風でスマホが冷却されやすいのもメリットです。
しかし、取り付ける位置によっては、エアコンの風向きや強さを制限してしまうことがあります。
クリップの強度にも注意が必要で、重めのスマホやケース付きスマホの場合は、しっかりしたホルダーを選びましょう。
フロントガラスの端
フロントガラスの端にスマホホルダーを設置すると、運転中の視界を邪魔しにくくなります。
ダッシュボード上と同様に視線移動が少ないため、ナビ利用にも向いています。
ただし、地域によってはフロントガラスへの取り付けに制限があるため、違反にならない位置に取り付ける必要があります。
粘着力の強い吸盤タイプやジェル吸盤を使えば、しっかりと固定でき安心です。
カップホルダー内
カップホルダー内に設置するタイプは、設置が非常に簡単で、視界を一切邪魔しない点が魅力です。
スマホを目線から外して操作することになるため、走行中の操作には向きませんが、音楽の操作や着信確認などには十分対応できます。
また、取り付けに特別な工事が不要なため、レンタカーや複数台の車を使い分ける人にも便利です。
ただし、ドリンクホルダーの位置によっては手が届きにくい場合もあるため、注意しましょう。
ハンドル奥・メーター横
ハンドルの奥やメーターの横に取り付けるタイプは、運転中に最も自然な視線でスマホ画面を確認できるのが特徴です。
ナビの地図をちらっと見る程度なら、目線移動が最小限に抑えられます。
ただし、ステアリング操作やエアバッグの展開を妨げないよう、設置位置には細心の注意が必要です。
専用ステーや取り付けキットを使えば、安全かつスマートに固定することができます。
スマホホルダーの違反位置はどこ?

スマホホルダーを車に設置する際、法律に違反しないように注意する必要があります。
違反となる可能性が高いのは、運転中の視界を妨げる位置への設置です。
具体的には、フロントガラスの中央部分や運転席側に大きくせり出すような位置は、道路交通法に基づき「視界を遮る物」として違反対象になる場合があります。
警察に止められて指摘されると、整備不良車両とみなされ、反則金や点数減点の対象になることもあるので要注意です。
推奨される設置場所は、フロントガラスの左端、ダッシュボードの上部、またはエアコン吹き出し口など、視界を遮らない位置です。
取り付ける前には、必ず自分の車の視界と照らし合わせて、安全かつ合法な場所を選びましょう。
スマホホルダーでエアコンの吹き出し口が動く?

エアコンの吹き出し口にスマホホルダーを取り付けると、エアコンの風向き調整がしづらくなることがあります。
特に、ホルダーの重みで吹き出し口のフィン(羽)が動いてしまったり、フィン自体が破損してしまうリスクも考えられます。
車種によってはフィンが繊細な設計になっているため、強引な取り付けや重いスマホの装着はおすすめできません。
また、スマホがエアコンの風に直接さらされるため、冬場には冷えすぎたり、夏場には結露が発生してスマホにダメージを与える可能性もあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、軽量設計のスマホホルダーを選んだり、エアコン専用クリップを備えた製品を使うと安心です。
設置する際は、フィンへの負担をなるべく減らす工夫が必要です。
車のスマホホルダー体験談

筆者も、車内でスマホをナビ代わりに使うためにスマホホルダーが必要になった一人です。
最初は「わざわざお金を出すのももったいないな」と思い、家にあった滑り止めマットやゴムバンドを使ってなんとか代用していました。
しかし、運転中にカーブを曲がった際、スマホがズレたり落ちたりすることが度々あり、非常にストレスを感じました。
見た目もゴチャゴチャしていて、愛車の雰囲気を損ねてしまったのも残念なポイントです。
結局、これでは安全面にも問題があると感じ、素直にネットで評判の良いスマホホルダーを購入しました。
専用品はやはり安定感が違い、スマホの位置も固定できて使い勝手が格段に向上。
100均グッズで代用したりもしましたが、素直に専用のスマホホルダーを買って置けばよかったと心から思いました。
車にスマホホルダーはいらないの総括
記事のポイントをまとめます。
- 車にスマホホルダーを設置するメリットとデメリットを整理する
- スマホホルダーが不要と感じる人の意見を紹介する
- 代用品を使った場合のメリット・デメリットを説明する
- スマホホルダーが必要になる具体的なシーンを紹介する
- おすすめスマホホルダーメーカーと特徴を紹介する
- スマホホルダーの設置場所別メリット・デメリットを解説する
- 法律違反となるスマホホルダーの設置位置を明確にする
- エアコン吹き出し口への取り付けリスクを紹介する
- 筆者の体験談から専用ホルダーの重要性を伝える
- 読者が自分に必要かどうか判断できるよう導く

