アルトターボRSに興味があるものの、デメリットが気になって購入を迷っていませんか?
「せっかく買ったのに後悔したらどうしよう…」と不安になるのは当然です。
実際に購入した人の中には、「思ったより燃費が悪かった」「乗り心地が硬くて疲れる」「室内が狭く、荷物が積みにくい」といった不満の声もあります。
中古車市場で人気のアルトターボRSですが、すべての人にとって最適な車とは限りません。
そこで本記事では、アルトターボRSの欠点や向いている人・向いていない人を詳しく解説。
さらに、中古車を選ぶ際のポイントや燃費の改善方法など、購入後も満足できる情報をお伝えします。
「スポーティな走りが好きだけど、実用性も重視したい」「中古でお得に買いたいが、後悔はしたくない」と考えているあなたにとって、最適な内容です。
購入後に後悔しないためにも、ぜひ最後まで読んで、アルトターボRSの魅力と注意点をしっかり理解しましょう。
- アルトターボRSのデメリットと注意点を具体的に理解できる
- 自分のライフスタイルに合うかどうかを判断できる
- 中古車購入時のチェックポイントを把握できる
- 燃費改善やカスタムの方法を知り、快適に乗れる
アルトターボRSのデメリットと気になる点
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アルトターボRSは軽量でパワフルな走りが魅力のスポーツモデルですが、万人向けのクルマではありません。
購入を検討する際は、そのデメリットも理解しておくことが重要です。
ここでは、アルトターボRSの気になるポイントについて詳しく解説します。
- アルトターボRSとは
- アルトターボRSのデメリット
- アルトターボRSで後悔する人
- アルトターボRSの前期と後期の違い
- アルトターボRSとアルトワークスの違いは?
- アルトターボRSはプレミア感がある?
- アルトターボRSにAGSは故障しやすい?
アルトターボRSとは
アルトターボRSは、スズキが2015年に発売したスポーツモデルの軽自動車です。
軽量な車体にターボエンジンを搭載し、軽快な走行性能を実現しています。
エンジンは0.66Lの直列3気筒ターボ(R06A型)で、最高出力64馬力を発揮。
トランスミッションにはAGS(オートギアシフト)が採用され、MT車のようなダイレクト感のある走りを楽しめます。
スポーティな足回りや専用チューニングされたサスペンションにより、街乗りからワインディングまで軽快に走れるのが特徴です。
さらに、専用のエアロパーツやレッドアクセントが施された内装など、デザイン面でもスポーツモデルらしさを強調しています。
2018年に生産終了しましたが、現在も中古市場で人気が高く、走りを重視する軽自動車ユーザーから根強い支持を得ています。
アルトターボRSのデメリット
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アルトターボRSにはスポーティな走りを実現するための設計が採用されていますが、それに伴ういくつかの欠点もあります。
燃費や乗り心地、室内空間、安全装備など、購入前に知っておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。
燃費が思ったより悪い
アルトターボRSは軽自動車ながらターボエンジンを搭載しており、一般的なNA(自然吸気)エンジンの軽自動車と比べると燃費が劣ります。
カタログ燃費はそれなりに良いものの、実際の街乗りでは10~15km/L程度に落ち込むこともあるようです。
特に加速を楽しんだり、高速道路でスピードを出したりすると燃費の悪化が顕著になります。
燃料費を気にする人にとっては、想定以上の出費になる可能性があるため、購入前に実燃費のデータをチェックすることが重要です。
乗り心地が硬い
スポーツモデルとしての性能を重視したサスペンションが採用されており、乗り心地はかなり硬めです。
路面の凹凸をダイレクトに感じやすく、長時間の運転では疲れを感じることもあるでしょう。
特に、純正の足回りはスポーティな味付けのため、一般的な軽自動車の柔らかい乗り心地に慣れている人にとっては違和感があるかもしれません。
運転を楽しむためのクルマではありますが、快適性を求める人には向かないと言えます。
室内空間が狭い
アルトターボRSはコンパクトなボディ設計のため、室内空間も狭めです。
特に後部座席は足元スペースが限られており、大人が長時間乗るには窮屈に感じるかもしれません。
また、車幅が小さいため、運転席・助手席の横幅も余裕があるとは言えず、大柄な人には窮屈に感じる可能性があります。
軽量化を重視した設計のため仕方ない部分ではありますが、広々とした室内を求める人には不向きでしょう。
静粛性が低い
アルトターボRSは車内の静粛性が低めで、エンジン音やロードノイズがダイレクトに伝わります。
特にターボエンジン特有の加速時の音や、高速走行時の風切り音が気になることがあるでしょう。
また、軽量化のために遮音材が少なめに設計されているため、一般的な軽自動車と比べても騒音が目立ちます。
走行中の音を気にせず運転を楽しみたい人には問題ないかもしれませんが、静かな車内環境を求める人にはデメリットとなります。
安全装備が不足
アルトターボRSは走行性能に特化したモデルであり、安全装備が充実しているとは言えません。
最新の軽自動車に搭載されている衝突被害軽減ブレーキや、車線逸脱警報といった先進安全技術は、一部グレードでは非搭載です。
特にファミリーカーとしての利用を考えている人や、安全性能を重視する人にとっては、物足りなく感じる部分があるでしょう。
後付けできる装備も限られているため、購入前に必要な安全機能が搭載されているかを確認することが大切です。
アルトターボRSで後悔する人
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アルトターボRSは走りを楽しむための軽自動車ですが、すべての人にとって最適な選択肢とは限りません。
用途やライフスタイルによっては、購入後に「思っていたのと違う」と感じることもあるでしょう。
ここでは、アルトターボRSを購入して後悔しやすい人の特徴について解説します。
家族で使用する人
アルトターボRSはコンパクトなボディのため、家族での使用にはあまり向いていません。
後部座席のスペースが狭く、大人が長時間乗ると窮屈に感じるでしょう。
また、チャイルドシートを取り付けるスペースにも余裕がなく、子どもを乗せる機会が多い家庭には不便です。
さらに、スライドドアではないため、狭い駐車場での乗り降りも大変になることがあります。
家族全員で快適に使える軽自動車を求めるなら、他のモデルを検討したほうが良いかもしれません。
荷物をたくさん積む人
アルトターボRSはラゲッジスペースが限られており、大量の荷物を積む用途には向いていません。
特に後部座席を使用する場合、荷室の容量はかなり少なくなります。
後部座席を倒せばある程度の荷物は積めますが、それでも軽バンのような積載能力は期待できません。
キャンプやアウトドア、引っ越しなどで荷物を多く運ぶ機会がある人にとっては、使い勝手の悪さを感じることがあるでしょう。
長距離ドライブを頻繁に行う人
アルトターボRSはスポーティな走行性能を持っていますが、長距離ドライブにはあまり適していません。
乗り心地が硬いため、長時間運転すると疲れやすくなります。
また、シートのホールド性が高くないため、長距離移動では腰や背中に負担がかかることもあります。
さらに、燃料タンクが小さいため、頻繁に給油が必要になり、遠出の際には手間が増えるでしょう。
旅行や出張などで高速道路を長く走ることが多い人には、他の選択肢を検討することをおすすめします。
静かな走行を求める人
アルトターボRSは走行時の静粛性が低いため、静かな車内環境を求める人には向いていません。
エンジン音やターボの作動音がダイレクトに聞こえ、ロードノイズや風切り音も比較的大きめです。
特に高速道路では騒音が増し、長時間の運転では耳に負担を感じることもあります。
快適な車内空間を重視するなら、遮音性に優れた別の軽自動車を選んだ方が良いでしょう。
高い安全性能を重視する人
アルトターボRSは走行性能に特化したモデルのため、安全性能の面では最新の軽自動車と比べて劣る部分があります。
衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報といった先進安全装備が一部グレードでは搭載されておらず、最新の安全技術を求める人には不安が残るかもしれません。
特に家族を乗せる機会が多い人や、安全性能を最優先に考える人にとっては、物足りなく感じる可能性があります。
安全性を重視するなら、より充実した装備を持つ車種と比較検討するのが賢明です。
アルトターボRSの前期と後期の違い
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アルトターボRSには前期型と後期型があり、細かな仕様変更が行われています。
外観のデザインや装備、安全性能などに違いがあり、どちらを選ぶかによって満足度が変わる可能性があります。
ここでは、前期型と後期型の主な違いについて詳しく解説します。
フロントデザインの違い
前期型と後期型では、フロントデザインに若干の違いがあります。
前期型はシンプルで落ち着いたデザインが特徴ですが、後期型ではフロントグリルやバンパーのデザインが変更され、よりスポーティな印象になっています。
また、エンブレムの位置やデザインもわずかに変更されており、見た目の印象が変わるポイントの一つです。
見た目の好みで選ぶのも一つの方法ですが、デザインの違いが気になる人は購入時にチェックしておくと良いでしょう。
ヘッドライトの変更
後期型ではヘッドライトのデザインや機能が一部変更されています。
前期型ではハロゲンライトが標準装備となっているのに対し、後期型ではLEDヘッドライトの採用が進み、視認性が向上しています。
LEDヘッドライトは夜間の運転時に明るく、消費電力も抑えられるため、より実用的な装備と言えるでしょう。
ただし、グレードによっては前期型でもLEDが選べる場合があるため、購入時には装備の詳細を確認することが大切です。
内装の質感や装備
内装に関しても、前期型と後期型では細かい改良が加えられています。
特に、後期型ではシートの生地やインパネのデザインに変更があり、より質感が向上しています。
また、一部グレードではオートエアコンや新しいインフォテインメントシステムが採用され、快適性がアップしています。
運転席周りの操作性も若干改善されており、日常使いでの使い勝手が向上している点も注目ポイントです。
安全技術の進化
後期型では、安全技術の面でも改良が行われています。
具体的には、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの先進安全装備が追加され、安全性能が向上しました。
前期型ではオプション扱いだった機能が、後期型では標準装備になっている場合もあり、安全性を重視するなら後期型の方がメリットが大きいといえるでしょう。
家族での使用や、より安心して運転したい人には後期型の方が適しているかもしれません。
エンジンや性能面の違い
エンジン自体の基本設計は前期型・後期型ともに変わりませんが、制御プログラムの見直しなどにより、燃費性能やレスポンスが若干向上しています。
また、AGS(オートギアシフト)のチューニングが変更され、よりスムーズなシフトチェンジが可能になった点も後期型の特徴です。
走行性能に大きな違いはありませんが、より洗練された走りを求めるなら後期型の方が満足度が高いでしょう。
アルトターボRSとアルトワークスの違いは?
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アルトターボRSとアルトワークスは、どちらもスズキの軽スポーツカーですが、いくつかの大きな違いがあります。
まず、トランスミッションの選択肢が異なります。
アルトターボRSはAGSのみの設定ですが、アルトワークスは5速MTを選ぶことができ、よりダイレクトな走りを楽しめます。
また、サスペンションのセッティングも異なり、アルトワークスの方がより硬めで、スポーツ走行向けにチューニングされています。
内装面でも違いがあり、アルトワークスには専用のレカロシートが装備され、より本格的なスポーツモデルの雰囲気を持っています。
価格やターゲット層も異なり、アルトターボRSは日常使いとスポーツ性をバランスよく楽しみたい人向け、一方のアルトワークスは本格的なスポーツ走行を求める人向けの仕様となっています。
アルトターボRSはプレミア感がある?
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アルトターボRSは2018年に生産終了したモデルですが、現在の中古市場では一定の人気を維持しており、プレミア感が増していると言えます。
特に、軽自動車でターボエンジンを搭載し、スポーツモデルとして設計された車種は少なく、走行性能を重視する層からの需要が高まっています。
また、スポーツモデル特有の専用パーツや、レッドアクセントが施されたデザインも、特別感を演出する要素の一つです。
さらに、近年の軽自動車市場ではCVTやハイブリッド化が進み、マニュアル感覚で走れるAGSを搭載したアルトターボRSのような車種は希少になっています。
そのため、状態の良い個体は価格が高騰する傾向があり、今後もプレミアムモデルとしての価値が維持される可能性が高いでしょう。
アルトターボRSにAGSは故障しやすい?
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アルトターボRSに搭載されているAGS(オートギアシフト)は、MTをベースに自動変速機構を追加したトランスミッションです。
MTのダイレクトな走りとATの手軽さを兼ね備えた設計ですが、一般的なATやCVTと比べるとややクセがあり、扱いに慣れていないとギクシャクした走りになることがあります。
故障については、特に「クラッチの摩耗」が問題になりやすいと言われています。
AGSは自動的にクラッチ操作を行うため、渋滞や頻繁なストップ&ゴーが多い環境ではクラッチの消耗が早まる可能性があります。
また、変速のタイミングによっては、ギアの噛み合わせがスムーズにいかず違和感を覚えることも。
定期的な点検やクラッチ交換を行えば大きなトラブルを回避できますが、AGSの構造を理解し、適切な運転を心がけることが故障を防ぐポイントとなります。
アルトターボRSのデメリットと賢い選び方
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アルトターボRSにはいくつかのデメリットがあるものの、それを理解したうえで購入すれば、満足度の高い選択ができます。
特に、自分のライフスタイルや運転の好みに合っているかを見極めることが重要です。
ここでは、アルトターボRSがどのような人に向いているのかを解説します。
- アルトターボRSが向いている人
- 中古で購入する際のポイント
- おすすめのカスタムパーツ
- 燃費の悪さを改善する方法
- アルトターボRSの買取相場はいくら?
- アルトターボRSの試乗体験談
アルトターボRSが向いている人
アルトターボRSは、軽快な走行性能と個性的なデザインを兼ね備えたスポーツモデルです。
そのため、一般的な軽自動車とは異なり、走りの楽しさを重視する人に特に向いています。
また、維持費の安さや実用性の高さも魅力のひとつです。
ここでは、アルトターボRSがどんな人に適しているのか、具体的に見ていきましょう。
運転を楽しみたい人
アルトターボRSは、軽量なボディにターボエンジンを搭載し、軽快な走りを楽しめる車です。
特に、スポーツモードを活用するとレスポンスが向上し、キビキビとした走行が可能になります。
ワインディングロードや高速道路での加速性能にも優れ、ドライビングの楽しさを重視する人にはぴったりの一台です。
ハンドリング性能も良く、コーナリング時の安定感が高いため、運転が好きな人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
維持費を抑えたい人
軽自動車であるアルトターボRSは、税金や保険料が安く、維持費を抑えたい人に向いています。
また、燃費性能は一般的な軽自動車ほどではありませんが、ターボ車の中では比較的良好です。
さらに、純正部品の価格もリーズナブルで、故障した際の修理費用も抑えられる傾向があります。
日常的なメンテナンスをしっかり行えば、大きなコスト負担なく乗り続けることが可能です。
実用性も重視する人
アルトターボRSはスポーツモデルでありながら、日常使いにも適しています。
コンパクトなボディは狭い道でも運転しやすく、燃費もそこそこ良いため、通勤や買い物にも活用できます。
また、軽自動車ならではの取り回しの良さもあり、駐車がしやすい点も魅力です。
普段使いしつつ、走行性能にもこだわりたい人にとって、バランスの取れた選択肢となるでしょう。
個性的な車に乗りたい人
アルトターボRSは、専用のエアロパーツやレッドアクセントが施されたスポーティなデザインが特徴的です。
一般的な軽自動車とは一線を画す見た目で、街中でも目を引く存在感があります。
また、カスタムパーツも豊富に販売されており、自分好みにアレンジする楽しさも味わえます。
人とは違う個性的な車に乗りたい人にとって、アルトターボRSは魅力的な選択肢となるでしょう。
AGSの特性を理解できる人
アルトターボRSに搭載されているAGS(オートギアシフト)は、一般的なATとは異なり、MTに自動変速機能を組み合わせたトランスミッションです。
シフトチェンジの際に若干のタイムラグがあり、慣れないと違和感を覚えることがあります。
そのため、AGSの特性を理解し、スムーズな操作を意識できる人に向いています。
特に、手動でシフト操作を行うことで、よりダイレクトな運転感覚を楽しめるため、クルマを操る感覚が好きな人には最適な選択肢と言えるでしょう。
中古で購入する際のポイント

アルトターボRSは中古市場で人気の高い車種ですが、購入時にはいくつかのチェックポイントがあります。
特にスポーツ走行を楽しむオーナーが多いため、車両の状態によっては消耗が進んでいる場合も。長く快適に乗るためには、以下の点をしっかり確認することが重要です。
AGSの状態を確認
アルトターボRSに搭載されているAGS(オートギアシフト)は、MTベースの自動変速システムです。
一般的なATと違い、クラッチを自動操作する仕組みのため、クラッチの摩耗が進んでいる可能性があります。
試乗時に変速のスムーズさを確認し、「ギクシャク感が強い」「変速時に違和感がある」などの症状がある場合は、トラブルの前兆かもしれません。
できれば整備履歴を確認し、クラッチ交換歴があるかどうかもチェックしましょう。
エンジンとターボの状態
アルトターボRSの心臓部であるターボエンジンは、しっかりメンテナンスされているかが重要です。
エンジンの始動性やアイドリングの安定感を確認し、異音や振動がないかチェックしましょう。
ターボに関しては、「加速時に息つきがある」「異常な音がする」などの症状が出ていないか試乗時に確かめることが大切です。
また、エンジンオイルの管理状態も重要で、オイル交換を怠るとターボの寿命が縮まるため、定期的にメンテナンスされていた車両を選ぶのが理想です。
足回りの劣化を確認
アルトターボRSはスポーツ走行を楽しむオーナーが多いため、足回りの劣化にも注意が必要です。
特に、サスペンションやブッシュ類が劣化していると、乗り心地が悪化したり異音が発生することがあります。
試乗時に段差を乗り越えた際の衝撃や、コーナリング時の安定感を確認し、違和感がないかチェックしましょう。
また、タイヤの摩耗具合や、アライメントがズレていないかも確認すると安心です。
ボディの傷やへこみ
外装の状態も重要なポイントです。
アルトターボRSはスポーツ走行をする人が多い車種のため、小さな傷や飛び石の跡があることが珍しくありません。
特に、フロントバンパーやサイドスカート周辺は傷がつきやすいため、しっかり確認しましょう。
また、大きなへこみや修復歴がある場合、事故車の可能性もあるため、販売店に修復歴の有無を確認することが大切です。
改造の有無
アルトターボRSはカスタムパーツが豊富なため、オーナーによっては改造が施されていることがあります。
エアロパーツやマフラー交換程度であれば問題ありませんが、エンジンチューニングや足回りの大幅な変更がある場合、純正状態と比べて乗り味が変わる可能性があります。
また、過度な改造車は車検に通らないこともあるため、購入前にしっかり確認しましょう。
純正の状態に近い車両の方が、将来的なトラブルを避けられるのでおすすめです。
おすすめのカスタムパーツ
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アルトターボRSは、スポーティな見た目と軽快な走りが魅力ですが、快適性や実用性を向上させるカスタムを施すことで、さらに満足度の高いカーライフを実現できます。
ここでは、内装の質感アップや利便性向上に役立つおすすめのカスタムパーツを紹介します。
シートカバー
シートカバーを装着することで、内装の高級感を向上させたり、汚れや劣化を防いだりできます。
アルトターボRSの純正シートはスポーティなデザインですが、長時間の運転では疲れを感じることも。
クッション性のあるシートカバーを選べば、快適性を向上させられます。
また、レザー調のカバーを取り付けることで、内装の質感を高めることも可能です。
カラーやデザインも豊富なので、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
フロアマット
フロアマットは車内の汚れを防ぎ、インテリアの印象を大きく左右するパーツです。
純正マットでも問題ありませんが、社外品のものを選ぶことで、デザインや素材の選択肢が広がります。
防水・防汚性能の高いラバーマットを選べば、雨の日やアウトドア利用時にも汚れを気にせず乗車できます。
また、毛足の長い高級感のあるフロアマットに変更することで、車内の雰囲気をワンランクアップさせることも可能です。
シフトノブ
アルトターボRSのシフトノブは、スポーティなデザインながらシンプルな作りになっています。
より操作感を向上させたい場合は、社外品のシフトノブに交換するのもおすすめです。
重量感のあるものを選ぶと、シフト操作がスムーズになり、ドライビングの楽しさが増します。
また、アルミ製やカーボン製のシフトノブに変更することで、スポーティな雰囲気を強調することも可能です。
見た目だけでなく、握り心地にもこだわって選ぶとよいでしょう。
ルームランプ
ルームランプをLEDに交換することで、室内の明るさを向上させることができます。
純正のハロゲンランプはやや暗めですが、LED化することで視認性が向上し、夜間の車内環境が快適になります。
また、ホワイト系のLEDを選ぶことで、車内がスタイリッシュな印象に。
取り付けも簡単なため、手軽にできるカスタムとして人気です。
ドリンクホルダー
アルトターボRSの純正ドリンクホルダーは使い勝手がやや限定的で、収納力を向上させたい場合には社外品の追加ドリンクホルダーが便利です。
エアコン吹き出し口に取り付けるタイプや、センターコンソールに固定できるものなど、さまざまな種類があります。
アームレスト式で、ペットボトルやタンブラーを安定して置けるホルダーを選ぶと、長時間の運転でも快適に過ごせます。
燃費の悪さを改善する方法
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アルトターボRSは軽量ボディとターボエンジンによるキビキビとした走りが魅力ですが、燃費性能に関しては期待ほど良くないと感じることもあります。
ただし、日々の運転やメンテナンスの工夫次第で、燃費を改善することは十分可能です。
ここでは、燃費向上に役立つ具体的な方法を紹介します。
エコドライブを心がける
燃費を改善するうえで最も効果的なのが、エコドライブを意識することです。
急加速・急ブレーキを避け、スムーズな運転を心がけるだけでも、燃費向上につながります。
また、走行中のエンジン回転数を低めに抑えながら加速する「ふんわりアクセル」を実践すると、無駄な燃料消費を抑えられます。
信号の多い市街地では、前方の状況を見ながら無駄な加減速を減らすことも大切です。
タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が不足していると、走行時の抵抗が増え、燃費が悪化する原因となります。
適正な空気圧を維持することで、タイヤの転がり抵抗を抑え、燃費の向上につながります。
月に1回程度はタイヤの空気圧をチェックし、メーカー推奨の数値を維持するようにしましょう。
また、燃費重視のエコタイヤに交換するのも効果的な方法です。
エンジンの状態を整える
エンジンのメンテナンスも燃費向上には欠かせません。
エンジンオイルは定期的に交換し、常に適切な状態を保つことが重要です。
劣化したオイルを使い続けると、エンジン内部の摩擦が増え、燃費が悪化する原因になります。
また、スパークプラグやエアフィルターの点検・交換も定期的に行い、エンジンの燃焼効率を高めることで燃費を改善できます。
不要な荷物を積まない
車両の重量が増えると、エンジンに負荷がかかり燃費が悪化します。
普段から不要な荷物を車内に積んでいると、それだけで燃費に影響を与えるため、できるだけ車内を軽量化することが重要です。
特に、長期間使用していない荷物や工具、不要なカーアクセサリーなどは積みっぱなしにせず、こまめに整理することで燃費の改善につながります。
燃料添加剤の使用
燃料添加剤を使用することで、エンジン内部のカーボンやスラッジ(汚れ)を除去し、燃焼効率を向上させることができます。
特に、長年使用した車両では燃焼室やインジェクターに汚れが蓄積しやすく、これが燃費悪化の原因になることも。
燃料添加剤は定期的に使用することで、エンジン内部をクリーンに保ち、燃費向上の効果が期待できます。
ただし、過度に頻繁に使用する必要はないため、メーカー推奨の使用頻度を守ることが大切です。
アルトターボRSの買取相場はいくら?
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アルトターボRSは2018年に生産終了したものの、中古市場では依然として人気が高く、買取相場も比較的安定しています。
状態や走行距離、年式によって価格は変動しますが、2025年時点では50万円~120万円程度が一般的な買取相場です。
走行距離が少なく、修復歴のない個体であれば100万円以上の査定がつくケースもあります。
特に、カスタムされていない純正状態の車両は評価が高く、人気のボディカラー(例えばレッドやホワイト)も相場を押し上げる要因になります。
一方で、過走行車や修復歴のある個体は、50万円以下の買取額になることもあるため、売却を考えている場合は状態をしっかり確認することが重要です。
アルトターボRSは年々流通台数が減っているため、今後も一定の価値を保つ可能性が高く、売却時期を見極めることでより高値で手放せるでしょう。
アルトターボRSの試乗体験談
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以前、友人が所有するアルトターボRSを試乗させてもらう機会がありました。
コンパクトなボディにターボエンジンが搭載されていると聞いて興味津々でしたが、実際に運転してみると想像以上にスポーティな走りを楽しめました。
まず驚いたのは、アクセルを踏み込んだときの加速感です。
軽自動車とは思えないほどのレスポンスの良さがあり、街中でもスムーズに流れに乗ることができました。
特に低速からの加速が力強く、ターボが効いているのを実感できます。
AGS(オートギアシフト)には少しクセがあり、ギクシャクした変速を感じることもありましたが、慣れれば気にならないレベルでした。
一方で、乗り心地は思ったよりも硬めで、特に路面の凹凸を拾いやすい印象でした。
これはスポーツ志向の足回りが影響していると思います。
長距離を走ると疲れそうだと感じましたが、その分、コーナリングは安定していて、軽快なハンドリングを楽しめました。
車内はコンパクトで、後部座席のスペースは狭めでしたが、運転席・助手席のポジションは窮屈さを感じませんでした。
音については、加速時のエンジン音やロードノイズがしっかりと聞こえてくるので、静粛性を求める人には向かないかもしれません。
試乗を終えて感じたのは、アルトターボRSは「走りを楽しみたい人向けの軽自動車」だということです。
コンパクトながらパワフルな走行性能を持ち、街乗りはもちろんワインディングロードでも楽しめる1台でした。
もし購入するなら、AGSのフィーリングや乗り心地をしっかりチェックした上で、自分の用途に合っているかを確認するのが大切だと感じました。
アルトターボRSのデメリットを総括
記事のポイントをまとめます。
- アルトターボRSは加速が良いが、燃費が思ったより伸びにくい
- 乗り心地が硬く、長距離移動では疲れを感じやすい
- 室内空間がコンパクトで、後部座席や荷室の広さに限りがある
- エンジン音やロードノイズが大きく、静粛性は低め
- 安全装備がシンプルで、最新の軽自動車と比較すると不足感がある
- AGSは慣れが必要で、低速時の変速ショックが気になることもある
- スポーティな走行を求める人には向いているが、快適性は控えめ
- 中古購入時はターボや足回りの状態をよく確認する必要がある
- アルトターボRSは希少性があり、中古市場でも一定の人気がある
- 燃費を向上させるにはエコドライブや適切なメンテナンスが重要